マイナンバーカードを使って各クレジット会社のカードの「マイル」を統合して使えるようにするとする読売新聞の記事を見た。
これを見て、私には一つの疑問が生じてきた。マイナンバーカードの普及に、やけに一生懸命になっている政府、なぜ、そんなに普及させたいの?普及が浸透すると、政府に何の得があるの?それとも、普及しないと非常に困る人がいるの?私は、これが知りたい。
マイナンバー制度は既にスタートしており、税金関係では既にマイナンバーを記述するようになっているし、カードを交付しようがしまいがそんなに支障がないと思うのだが、マイナンバーカード発行が少ないと、発行を行う機関の収入が減ってしまうからなのだろうか?マイナンバーカード発行に際して、発行機関と何か密約でもあったのだろうか?それが果たせなくなるということかも知れない。いずれにしても、あまり楽しい話ではなさそうだ。
また、マイナンバーは、こうも簡単に他のビッグデータと結びついてしまうと考えると、これは非常に危険なことだと感じた。マイナンバーカード情報と、クレジット会社のカードの情報がドッキングされると、各個人の行動がほとんど丸裸のように政府に筒抜けになってしまうということだ。公安警察などは非常に欲しい情報がたくさん詰まっているような気がする。個人がどこからどこへ移動したか、何を買ったか、何を観たか、志向はどうなのか、このビッグデータを解析していけばほとんどのことは分かってしまう。特に、マイナンバーカードには顔写真データというものが付いている。これは、凄く意味あるデータなのだと思う。これを警察が利用すれば、顔認証システムを使うと、無数に設置された防犯カメラのデータと照合し、個人が特定で着てしまうではないか?テロ準備法案と合わせて考えると、そんなことまで想像してしまう。
まあ、考えすぎだとは思うのだが、天皇を元首に?、軍隊を憲法に明記?、それに教育勅語?とにかく後ろ向きの発想があふれ出している今の政府を、どうしても疑いの目で見てしまう。これって、私の性格が悪いのだろうか?????