オリンピックの費用をめぐり、小池都知事に全責任を負わせ、いじめ抜こうという腹なのか、如何にも見苦しい自民党だ。自民党の小池嫌いは、東京都知事に立候補すると小池さんが言い出し、それを自民党が認めずに、敢えて対抗馬まで立候補させ、都知事になることを阻止しようとするなど、かなり念の入ったものだ。しかし、小池さんは都知事になったのだし、オリンピック招致には政府も賛意を表し、リオオリンピックでは安倍首相も登場したではないか?
もともとオリンピックの費用はオリンピック組織委員会の担当で、東京とはそれを補佐する立場にあったという。オリンピック組織委員会は、それを小池都知事に責任転嫁し、蚊帳の外にいる。何と無責任なことか?組織委員長はもう相当のお歳、時代の風などにもう関心を失ったらしい。オリンピックがこんなにもたもたしているもともとの原因を作ったのは、あなたたちでしょう!冗談も程ほどにして欲しいものだ。
小池都知事をいじめればいじめるほど、小池さんは力を付けてきている。そして、今や順風満帆、留まるところを知らない状態だ。小池さんをいじめればいじめるほど自民党の人気は下降し、対照的に小池新党は強大になっていく。このことが自民党には全く分かっていないらしい。時代の風が読めなくて、政治ができよう筈がない。現在のところ、数の上で対抗できる野党がいないため、一見、自民党にとって平穏に見えるだろうが、実は、水面下で大きな変化が起こりつつあることを、まだ、自民党は知らないようだ。