安倍首相は天皇のお気持ちをもっと忖度しても良いんじゃないか？

　天皇が生前退位について、安倍首相は直接天皇のご意向をお伺いし、その気持ちに沿った方向で対応を考えようとしたのだろうか？どうも、天皇のお気持ちを無視し、憲法違反云々と仰々しく脅しを掛け、口封じを図り、勝手に有識者会議なる怪しい会議を作って、どんどん話を進め、新聞発表し、既成事実化してしまい、反対派には一切口を挟ませないようにして、生前退位の段取りを決めたように思われる。

　これは幾ら何でも、天皇に対して礼を逸しているのではないだろうか？と同時に、国民を無視した対応と言えるのではないだろうか？まあ、これは明治以降の政府の伝統と言えば言えなくもない。とどのつまり、薩長連合が明治維新の時に、天皇の権威を利用することで、大藩の反発を封じ込め、薩長が支配する政府を作り上げたわけだ。薩長にとって、天皇は上手に利用する対象でしかなかったということだろう。その伝統的な心が、安倍首相の心のどこかにあり、今回のような言動になったのではないだろうかと推察する。

　国民が敬愛してやまない天皇をないがしろにするなんて、日本国の首相として、国民に対する裏切りだろう。とても許されるものではないと思う。奢り高ぶるのもいい加減にして欲しいものだ。

読売新聞 電話による世論調査に疑問！

　読売新聞が最近、頻繁に電話による世論調査結果として紙面に大々的に発表しているが、本当に電話による世論調査結果が本当に世論を反映した数値になっているのだろうか？と、疑問に思う。

　最近、若い世代は固定電話を持たない人がどんどん増えている。夫、妻とも携帯電話を所持し、携帯電話でほとんどの意思疎通を図っているためだ。また、仮に固定電話を持っている人でも、電話帳に乗せていない人も多い。そんな中で、無作為に電話番号を抽出して調査を行っても、固定電話を持っている集団という限定が付きまとう。果たして本当に世論を反映した結果なのだろうか？無作為抽出という言葉は非常に重みのあるが、固定電話という限定を付けてしまった時点で、無作為抽出になるのかどうか？専門家の意見を伺いたいところだ。

　世論調査と称されると、その発表された内容が国民の意思決定に及ぼす影響も、絶大だ。だからこそ、世論調査の実施と結果の発表はもっと慎重を期すべきではないだろうか？人はどうしても、多数を占めている意見に流されてしまう傾向があることをもっと肝に銘じておくべきではないだろうか？