今日は新聞休刊日だ。
かつて、若かった頃というか、新聞奨学生として大学に入学し、新聞配達と集金をしながら、大学に通っていた頃に、新聞休刊日が大幅に増えた。まあ、大幅にとは言ったが、年に3,4日の休みが増えた程度なのだが、それまで正月2日しか休みのなかった私たちにとって、大きな変化だったことは間違いない。新聞各社は、新聞配達に携わる人のため休みを作るといっていたようだが、実際に休みになるのは、休日の夕刊と翌日の朝刊であった。新聞配達に携わる人のことを考えるならば、休日に休みを作って欲しかったなあ、そうすれば、大学の友達と一緒に一日出かけて遊べるのに・・・・と、思った記憶がある。
新聞編集者等もずっと働いていて休みが取りたいというのだろうか、新聞編集者等には代わりがいて、他の人でも、変わりは務まるが、配達は代行が難しい。しかし、実際に休みになったのは、本社の従業員を優先して休みを休日の翌日に持って行った。「世の中、こんなものさ!」と、半分恨めしく思ったものだった。
大学に行っているころ、朝刊の配達はまだしも、夕刊の配達はとても嫌だった。何が嫌かっていうと、最後の授業は出ずに代返で済ませ、ほとんど出席せずに、帰って夕刊の配達に掛からねばならなかったし、友達と喫茶店に行くこともできなかったからだ。配達のときに出会う牛乳配達と親しくなり、牛乳配達に転向しようと企て、牛乳配達店に勤めることにして引っ越した。しかし、牛乳販売店に行ってみると、何か話が違う、どうもイメージしたところと違うようだと感じ、翌日には引越し荷物をまとめて、元の新聞販売店に戻ったということがあった。
まあ、これも若かりし頃の一つの思い出になっている。それにしても、新聞休刊日は休日の方が良いと思う、これは変わっていない。