今日も早朝も早朝4時に、トイレで起こされた。そして、「小」の方はほんのちょっとで、「大」のための腹押しを要求され、今、妻は再び夢の中、ぐっすりと眠っている。特に下痢しているということでもないようで、ただ、腹が「ぐー」となっただけのようだ。
私は、腹押ししているうちに、無性に腹が立ってきた。今日で4日連続だから私は寝不足もいいところだ。日中でも、腹が「グー」となっただけで、「トイレ!」と言う。私は、トイレと言われると、我慢できないのかと急いでトイレに連れていく。でも、いつも「小」はちょっとで、「大」を出すのが狙いのようだ。
私が「一度出たら、次はすぐには出ないよ!」と言うと、妻は「便意があるから『トイレ』と言ったんだ。」と言う。確かに、「便意」なのか、「尿意」なのかなんて私に分かる筈もない。
男の私は、「尿意」と「便意」ははっきりと区別して、トイレに行く前にどちらかを決めている。男性の場合、公衆のトイレでは「大」用のトイレと「小」用のトイレが分かれていて、事前に区別して入るわけだ。まあ、女性の場合は、常に同じだ。そこに区別はない。だから、「大」と「小」はそれ程差がないのかも知れない、そこのところは私には分からない。
話は横道にそれてしまったが、介護を始めて5年近くになるが、夜中に起こされたことはほとんどなかった。それが、ここのところ、4日も連続で3時、4時台に起こされるということが続いているのはおかしい。
私は以前から夜中に1回、トイレに行く。その時の気配を感じて、妻は、眠りを浅くしている。私が再び眠りに着こうとうとうとし始めた頃に、妻が「トイレ」と言い出すわけだ。だから、妻からしてみると、起こすのは簡単だ。声を掛ければすぐに反応しているものと思う。しかし、夜中に、押さないと出ない「大」を出そうとしなくても、良いのではないかと思うのだ。ただでさえ、目覚めが良すぎる私、妻の「大」のためにひと汗かいてしまったら、腹の立つこと仕切りだし、しばらく冷静さを取り戻すために一服しているともう寝ることなんてできない。だから、ここのところ寝不足の連続だ。「いい加減にしろ!おむつを付けちゃうぞ!」と叫びたくなった。