昨日、妻の訪問入浴の時に、長男が「自分がいるから、オヤジは外で食事してきたら!」と言うので、私は長男の言葉に甘えて、妻の食事介助から解放され、外食に出た。ラーメンを食べた後、まだ時間に余裕があったので、喫茶店に入った。ブレンドを注文したら、白いコーヒーカップに入れたコーヒーが運ばれてきた。非常に白くて、薄いカップで、コーヒーが入っている様子が透けて見えるに見えた。カップを傾けると、外から見えているコーヒーも傾くように見えた。「おお!これって本当に透けて見えているんだ!」ととても感動した。コーヒーを飲み終え、水をカップに入れると、水の入っている様子も透けて見えるではないか。
なぜ、こんなに感動したかというと、朝の食事介助の時に、コーヒーを飲ませるときに、コーヒーの飲ませ方が悪いと妻から指摘され、「カップが曲がっていて飲みにくいよ!」という。長男は、「コーヒーの量が減って来ると、オヤジの位置からでは見えないからだめなのだろう。ガラスの透けて見えるカップにしてみたら!」と言われた。そのことが頭の中にあったのだろうと思う。ガラスのカップは確かに外から中のコーヒーの様子が見えて便利だが、何となく、味気ないとその時思った。ところがこのカップは白くて美しい色をしている。それに格好も良い。これを使ったら、妻にコーヒーを飲ませるときに、便利じゃないかなと思った次第だ。
その場で、そのコーヒーカップの写真を撮り、家に戻ってから、ネットで検索したところ、「Nikko」という会社の「Fine bone china」というものらしい。でも、常識的に考えて、ガラスでなくて透けて中身が見えるものなのだろうか?未だに信じかねている。あの時見たものは、幻覚だったのか?と、自分を疑っている。あの時に、コーヒーを入れた状態で写真に撮っておけば、こんなに悩むこともなく、良かったと今更ながら後悔している次第です。