雨降りは嫌だ。ずっと雨が続くと、心が閉じ込められているように、沈んで来るし、叫びたいような衝動が沸き上がって来る。でも、雨があるから、晴れの嬉しさを増してくるし、外に出て、わっと騒ぎたいと思う。もし雨が降らなかったら、部屋に閉じこもり、自分を振り返ることも少なくなってくるだろう。それに、世界はカラカラに乾いてしまい、植物は枯れ、無味乾燥な世界になってしまうだろう。
春夏秋冬も、同じようだ。この四季があるから、日本はうつくしいし、飽きずに日々を暮らすことができる。そう考えると、日本は何と美しいことか、暮らしにも彩りが添えられ、いつも生き生きとしていられる。
人生にも山あり谷あり、幸があり不幸がある。出会いがあれば、別れもある。世の中動いているのだから・・・。別れは確かに辛い。でも、別れがなければ、新たな出会いもない。それもまたつまらない。相性の悪い人と出会ってしまったら、一生つまらない生活を送らなくてはならない。それはまっぴらな話だ。