女性の年齢は計り知れない。実年齢を聞いて、若々しい体形と年齢が一致しないことが時々起こる。年齢よりも若々しいということで有名な女優に「由美かおる」がいる。昭和25年11月12日生まれというから、私とは3日違い、全く同じ年齢なのだ。それなのに、16歳の頃の体形を維持しているという。柔軟性も維持していて、今でもY字バランスができるというからびっくりだ。西野バレー団に所属し、バレーやダンスに励んでいたというのだから、そんな生活が維持できていれば、まあまあそんなこともあるのかと半ば納得する。
話は変わるが、ドイツ語教室のメンバーが所属するオーケストラが定期公演をするというので、コロナ禍で頑張っている彼女を応援するという気持ちから、ここのところ何度かコンサートを聴きに行っている。そのコンサートに、ドイツ語教室の元メンバーも来ていた。帰りに、みんなでお茶会をするということになり、御一緒することになった。その人は元々フランス語教室に参加していて、ついでにドイツ語教室にも参加していた人だ。何と気が多く、かつ、多趣味な人なんだと前々から思っていたのだが、何でも、五十歳からクラシックバレーをしていて、今でもバレーの発表会などにも出ているという。子供の頃の経験は全くないというのだ。確かに、体系的にまだ若々しく、言われてみれば、できないことはないのだろうと思い、「あんな人とお茶のみ友達になれたらいいだろうなぁ!」と思った。
その次のコンサートにもその女性は来ていた。見ると、二十歳くらいの女性と連れ立っていた。他のドイツ語教室のメンバーがその女性を見て、お孫さんと一緒に来たのかな?と言い出したが、私は、何か違うような気がしていたのだが、演奏の間の休憩時間に、メンバーの長老が聴いてきたらしく、「彼女はどうもお友達のようだよ。」という。「へえ、お友達ねぇ!」と顔を見合わせた。私は、「彼女は別の世界に生きている人なんだなぁ!」と悟るに至った。