いくちゃんからの贈りもの

研修で一緒になったいくちゃんから、とっても素敵な詩をいただきました。ちょっと　『ギクっ』　とくる方もいるかもしれません。↓↓↓


イイコの目覚め
このイイコは、あなたのなかにいるかもしれないし、わたしのなかにも、そう、確かにいました。イイコばかりで大きくなってきた私です。こんな詩が出てきたのですが、みなさんのこころに響く部分があるでしょうか？　ワークのなかでは、よく出てきます。子どもって、　なんてけなげだろう、って思うのです。

イイコの目覚め

勉強も　運動も　よく頑張って
ホントにイイコ！
いつも素直で　明るくて　誰にも親切
ホントにイイコ！
親の言うことは　よく聞くし
よく気がつく
ホントにイイコ！

バカにするな！
みんな　あんたへのサービスでやっていたんだぞ！
あんたはいつも
つらそうだから　悲しそうだから
心配かけたくない
喜ばせたいって
自分を殺してまで　サービスしていたんだぞ！

知ってるかい？
あんたにさービスしてるうちに
あんたが気に入るようにしてるうちに
あたしは
自分がわからなくなってしまった
自分がなくなってしまったんだよ！

自分は　何がしたいのか
自分は　何がうれしいのか
自分は　何が好きなのか
まったく
わからなくなって　しまったんだよ！

ただロボットのように
ただ奴隷のように
あんたのための道具として
与えられた人生を生きるだけ
生きているのか　死んでいるのか
それすらも　わからない

ああ　わたしは
ひとりの人間に　もどりたい！

わたしは　３歳ぐらいから
わかっていたんだよ
あんたは　かわいそうな人なんだって
あたしが　あんたを　
守らなければ　いけないんだって

わたしが　あんたを　喜ばせ
わたしが　あんたを　支え
わたしが　あんたの話を聞かなくちゃいけない
みんな　あんたがかわいそうな人だから
やってきたことなんだよ！

だから　あたしには
子ども時代がなかった
さいしょから　おとなだった
あたしは　あんたの母親を
やってきたんだよ！

あんたを喜ばせるために
あたしは
自分のたましいを殺したんだよ！
それが　どんなことか　わかるかい？

でも
あんたも　あたしと同じかもしれない
あんたも
自分のたましいを殺してきたのかもね

じゃ　あたしとあんたは
なかまじゃない？
なかまだったら
もう　傷つけあい　殺しあうのは
やめようよ

いっしょに　めざめようよ
お互いに　
ひとりの人間に　もどろうよ



いかがですか。それは　『自分？』　『息子や娘？？』　

ではまた。

おさむ