いつ書こうか、いつ書こうかと思っていたこと。
先日、現場から現場への移動中、ショックなものを見てしまったんです。
あの震災から3ヶ月。ブルーシートの風景はまるで変わっていません。そんな中、そのブルーシートが吹き飛ばされたり、重石の土のう袋が劣化して破れてしまったり、そんな罹災建物が増えてきました。
で、その日の移動中、遠巻きではありましたが、なんと、腰の曲がったおばあちゃんが60歳前後の息子さんと見える方とふたりで、立派な化粧造りの2階の屋根の上にあがってブルーシートを直していたんです。
ショックでした。普通の方でも危険な屋根の上です。
屋根工事に携わっているものとして、家づくりの仕事をやっているものとして、そんな腰の曲がったおばあちゃんにまでそんなことをさせてしまっていることに、恥を感じ、申し訳なさを感じ、悲しみを感じました。
そしてぼくは、その現場を見ていながら、通り過ぎてしまったんです。
なんであの時、車をまわして、声をかけてあげることができなかったのか。ぼくはいま尚、ほんとうに後悔している。平常、立派なことを語ることは誰だってできるんだ。あの 『瞬間』 にぼくは動けなかった。見過ごしてしまった。他人事にしてしまった・・・・・。
44歳になるいい中年のあたくしですが、まだまだまだまだです。
きょーも屋根の上、がんばります。
ではまた。
おさむ
先日、現場から現場への移動中、ショックなものを見てしまったんです。
あの震災から3ヶ月。ブルーシートの風景はまるで変わっていません。そんな中、そのブルーシートが吹き飛ばされたり、重石の土のう袋が劣化して破れてしまったり、そんな罹災建物が増えてきました。
で、その日の移動中、遠巻きではありましたが、なんと、腰の曲がったおばあちゃんが60歳前後の息子さんと見える方とふたりで、立派な化粧造りの2階の屋根の上にあがってブルーシートを直していたんです。
ショックでした。普通の方でも危険な屋根の上です。
屋根工事に携わっているものとして、家づくりの仕事をやっているものとして、そんな腰の曲がったおばあちゃんにまでそんなことをさせてしまっていることに、恥を感じ、申し訳なさを感じ、悲しみを感じました。
そしてぼくは、その現場を見ていながら、通り過ぎてしまったんです。
なんであの時、車をまわして、声をかけてあげることができなかったのか。ぼくはいま尚、ほんとうに後悔している。平常、立派なことを語ることは誰だってできるんだ。あの 『瞬間』 にぼくは動けなかった。見過ごしてしまった。他人事にしてしまった・・・・・。
44歳になるいい中年のあたくしですが、まだまだまだまだです。
きょーも屋根の上、がんばります。
ではまた。
おさむ