昨日は東京思風塾8月例会が品川にて開催されました。13時から19時までという長丁場なのですが、今回もたいへん中身の濃い学びとなりました。
いやいやいやいやそれにしても、東京の暑さというのはなんていうんでしょう、自然な暑さじゃないですよね。人為的な耐え難い暑さに感じました。(^_^;)
では今回も長文になりますが、よろしければご覧ください。

東京思風塾 8月例会
未来からの思考法
≪一限目≫
一般的に『思考』とは、過去からの経験値や因果律から現在を考え、未来を考える。これが科学を進歩させてきた。哲学は経験値や因果律に縛られることなく、未来のあるべき姿や理想や夢から物事を考える。いま何を為すべきかを考える。理想や夢とは、いまを生きる力である。
問題が起こったらその対応を考えるという因果律に縛られた生き方ではなく(問題が起こらなければ何もしないという生き方)、哲学的思考をもった人物は、未来の理想から問題をみる。未来の理想からみれば常に問題はあるのであって、問題のない現実は存在しない。その視点からいま何を為すべきか、どう現実を生きるべきかが見える。因果律から自由律へ。人間的な価値ある生き方。
会社でいうなら数値目標ばかりが先行し、数値目標に縛られ、抑圧され、支配されている組織が多く存在する。これからは、あらゆるものが量から質へと転換していく。仕事の意味や価値や素晴らしさを深く理解することでやる気や生きがいを感じさせ、結果として数値が達成されていく会社がこれからの会社。
意味を感じない仕事をしているということは、意味のない仕事をしているということだ。価値を感じない仕事をしているということは、価値のない仕事をしているということだ。
・・・・・・・・・・ひぇ~!!!
生命科学や人間科学の進歩によって、『人間とは目覚めたる宇宙である』というような学説が確立しつつある。これは、宇宙とは我々の外にあるのではなく、我々は宇宙の一部であり、我々が宇宙そのものであるという考え方。宇宙を知るということは自分を知ることだともいえる。
命は燃えたい。どうしたら燃えるか?それは、例えば仕事において、その仕事の意味や価値や素晴らしさを感じた時に『燃える』。深く気付けば深く気付くほど、『燃える』。
人間は、できることなら誰とでも仲良く信じ合って生きたい、というのが命の欲求である。対立とは後天的に理性がつくり出したものだ。
人類史をみると、それまでの人類ではいかんともしようがないほどの大きな問題を乗り越え続けてきた。命に内在する潜在能力は、その極限に達した時に顕現する。潜在能力が新しい時代を創造してきた。つまり命は未来を知っていると言ってもいい。問題とは、命に内在する潜在能力を引き出すために起こると言ってもいい。不可能を可能にする潜在能力こそ、命の本質である。この『命』こそ、万人に平等に与えられているものである。
社長は社員に夢と希望を与えるのが最大の任務である。親は子供に対して夢と希望を与えるのが最大の任務である。

≪二限目≫
命の目的⇒自己保存の欲求と種族保存の欲求の実現
自己保存の欲求が人間化されると意志になる。種族保存の欲求が人間化されると愛になる。人生とは意志と愛のドラマである。これが命の目的そのものである。
8月の思風会通信『風の思い』
脱政党政治のお話し。あらゆるものが量から質へと転換されるというお話し。異なる意見をより高度な意見に『成長』させる。発展的解消の論理。『論理』とは、『理性の使い方』という意味。異なる意見の対立と多数決原理による議決方法から、統合的集約原理による議決。
意見が違うということは体験・経験・知識・解釈・出会いが違うからだ。つまり、自分にはないものを相手は持っているということだ。自分にないものを相手から学びお互いが成長する機会とするのだ。考え方が違う人と共に生きるという『矛盾』を生きる。矛盾を排除するのではなく、矛盾を肯定し矛盾を生きる。矛盾を生きる力とは愛の実力に他ならない。
※ここの部分は大変実践的だ。『矛盾を内包した真実に生きる』という学びだ。
あとの時間は現在の政治とこれからの政治についてが多かったんですが、ぼくはあんまりのらないなぁ。かといって自分なりの意見を持ち合わせているわけではないのですが。多数決原理から統合的集約原理はその通りだと思いました。。。
感性論哲学は『全肯定』である。
≪三限目≫
経済における未来からの思考法。
現代の資本主義経済の中においては、誰もが『カネのため』に働かざるを得ない。それが現代の特異な病や現象を生み出している。そもそも経済というのは人間のためにあるのであって、経済のために人間があるのではない。⇒脱資本主義経済
人間のための経済とは。人間が働くことによって健康になり幸せを実感できるような経済が理想。この理想から現実をみるというのが経済における未来からの思考。
経済と人間との接点は『労働』。労働の原点とは、人に喜んでもらえるような仕事をするということ。人間の労働が経済価値を生み出すということは、人に喜んでもらえるような仕事をするということ。仕事とは、より人に喜んでもらえるような能力や人間性を高める場。人間的に成長させる場。ほんものの人間になる為の場。⇒資本主義経済から人格主義経済へ
人間社会を生き抜く実力を身につけるためには、人間の実態に触れなければならない。人間の実態とは、社会や人間がどんなに醜く、恐ろしく、すばらしいものか。命に痛みを伴うような体験が必要。そのためにはまず、プロとしての仕事をもたなければならない。その体験の中で人間の実態に触れる。
※何のために仕事をするのか!カネのためじゃない。だいたいカネのためだけじゃ燃えない。この仕事を通してよりほんものの人間になっていくんだ。この仕事を通して起こる問題や障害を社員や職人やお客様と一緒に乗り越えながら、人間的に成長していくんだ。歴史という時間軸のバトンをもったランナーとして仕事をするんだ。
ということで、東京思風塾8月例会でした~ヽ(^o^)丿
ではまた。
おさむ
いやいやいやいやそれにしても、東京の暑さというのはなんていうんでしょう、自然な暑さじゃないですよね。人為的な耐え難い暑さに感じました。(^_^;)
では今回も長文になりますが、よろしければご覧ください。

東京思風塾 8月例会
未来からの思考法
≪一限目≫
一般的に『思考』とは、過去からの経験値や因果律から現在を考え、未来を考える。これが科学を進歩させてきた。哲学は経験値や因果律に縛られることなく、未来のあるべき姿や理想や夢から物事を考える。いま何を為すべきかを考える。理想や夢とは、いまを生きる力である。
問題が起こったらその対応を考えるという因果律に縛られた生き方ではなく(問題が起こらなければ何もしないという生き方)、哲学的思考をもった人物は、未来の理想から問題をみる。未来の理想からみれば常に問題はあるのであって、問題のない現実は存在しない。その視点からいま何を為すべきか、どう現実を生きるべきかが見える。因果律から自由律へ。人間的な価値ある生き方。
会社でいうなら数値目標ばかりが先行し、数値目標に縛られ、抑圧され、支配されている組織が多く存在する。これからは、あらゆるものが量から質へと転換していく。仕事の意味や価値や素晴らしさを深く理解することでやる気や生きがいを感じさせ、結果として数値が達成されていく会社がこれからの会社。
意味を感じない仕事をしているということは、意味のない仕事をしているということだ。価値を感じない仕事をしているということは、価値のない仕事をしているということだ。
・・・・・・・・・・ひぇ~!!!
生命科学や人間科学の進歩によって、『人間とは目覚めたる宇宙である』というような学説が確立しつつある。これは、宇宙とは我々の外にあるのではなく、我々は宇宙の一部であり、我々が宇宙そのものであるという考え方。宇宙を知るということは自分を知ることだともいえる。
命は燃えたい。どうしたら燃えるか?それは、例えば仕事において、その仕事の意味や価値や素晴らしさを感じた時に『燃える』。深く気付けば深く気付くほど、『燃える』。
人間は、できることなら誰とでも仲良く信じ合って生きたい、というのが命の欲求である。対立とは後天的に理性がつくり出したものだ。
人類史をみると、それまでの人類ではいかんともしようがないほどの大きな問題を乗り越え続けてきた。命に内在する潜在能力は、その極限に達した時に顕現する。潜在能力が新しい時代を創造してきた。つまり命は未来を知っていると言ってもいい。問題とは、命に内在する潜在能力を引き出すために起こると言ってもいい。不可能を可能にする潜在能力こそ、命の本質である。この『命』こそ、万人に平等に与えられているものである。
社長は社員に夢と希望を与えるのが最大の任務である。親は子供に対して夢と希望を与えるのが最大の任務である。

≪二限目≫
命の目的⇒自己保存の欲求と種族保存の欲求の実現
自己保存の欲求が人間化されると意志になる。種族保存の欲求が人間化されると愛になる。人生とは意志と愛のドラマである。これが命の目的そのものである。
8月の思風会通信『風の思い』
脱政党政治のお話し。あらゆるものが量から質へと転換されるというお話し。異なる意見をより高度な意見に『成長』させる。発展的解消の論理。『論理』とは、『理性の使い方』という意味。異なる意見の対立と多数決原理による議決方法から、統合的集約原理による議決。
意見が違うということは体験・経験・知識・解釈・出会いが違うからだ。つまり、自分にはないものを相手は持っているということだ。自分にないものを相手から学びお互いが成長する機会とするのだ。考え方が違う人と共に生きるという『矛盾』を生きる。矛盾を排除するのではなく、矛盾を肯定し矛盾を生きる。矛盾を生きる力とは愛の実力に他ならない。
※ここの部分は大変実践的だ。『矛盾を内包した真実に生きる』という学びだ。
あとの時間は現在の政治とこれからの政治についてが多かったんですが、ぼくはあんまりのらないなぁ。かといって自分なりの意見を持ち合わせているわけではないのですが。多数決原理から統合的集約原理はその通りだと思いました。。。
感性論哲学は『全肯定』である。
≪三限目≫
経済における未来からの思考法。
現代の資本主義経済の中においては、誰もが『カネのため』に働かざるを得ない。それが現代の特異な病や現象を生み出している。そもそも経済というのは人間のためにあるのであって、経済のために人間があるのではない。⇒脱資本主義経済
人間のための経済とは。人間が働くことによって健康になり幸せを実感できるような経済が理想。この理想から現実をみるというのが経済における未来からの思考。
経済と人間との接点は『労働』。労働の原点とは、人に喜んでもらえるような仕事をするということ。人間の労働が経済価値を生み出すということは、人に喜んでもらえるような仕事をするということ。仕事とは、より人に喜んでもらえるような能力や人間性を高める場。人間的に成長させる場。ほんものの人間になる為の場。⇒資本主義経済から人格主義経済へ
人間社会を生き抜く実力を身につけるためには、人間の実態に触れなければならない。人間の実態とは、社会や人間がどんなに醜く、恐ろしく、すばらしいものか。命に痛みを伴うような体験が必要。そのためにはまず、プロとしての仕事をもたなければならない。その体験の中で人間の実態に触れる。
※何のために仕事をするのか!カネのためじゃない。だいたいカネのためだけじゃ燃えない。この仕事を通してよりほんものの人間になっていくんだ。この仕事を通して起こる問題や障害を社員や職人やお客様と一緒に乗り越えながら、人間的に成長していくんだ。歴史という時間軸のバトンをもったランナーとして仕事をするんだ。

ということで、東京思風塾8月例会でした~ヽ(^o^)丿
ではまた。
おさむ