思わず言ってしまっていた、あの言葉。

明日いよいよ上棟を迎えるＷ様邸。土台も敷き終え、仮設足場も掛けられました。





谷棟梁と一服していたときのこと。『いやーー、久しぶりに感動しました。』と笑顔の谷棟梁。

聞く所によるとこんなエピソードが。

昨日若い足場職人が二人で来た。今どきのお兄ちゃんのよう。今回は１階周りだけの足場だけど、どのくらいの時間で終わりそうか訪ねた。『午前中で終わらせます！』とのことだったとか。しかし現場はぬかるんでいて、思うように進まない。土台が全く汚れていないところをみると、かなり気配りをして施工していたのが分かる。当然お昼になっても終わらない。谷棟梁は昼食のため現場を離れた。

お昼も休まずに励む二人に、とんでもないどしゃ降りが襲った。バケツをひっくり返したようだった。谷棟梁が現場に戻ると、それでもびしょ濡れになってがんばっていた。そして１３時きっかり、片付けも終わって完了！！！

『終わりましたんで帰ります』という笑顔の二人に、思わず谷棟梁『有り難う！』って言ってしまった。二人の仕事に対する心意気が『おつかれさま！』というありきたりの言葉ではなく、思わず『有り難う！』と言わせてしまったのだ。『自分でびっくりしました。』とは谷棟梁の弁。

『有り難う』の語源と意味を、改めて感じさせていただいたエピソードでした。

気持ちのある現場、すばらしい！！！

ではまた。

おさむ