おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

古民家解体 その2

2012年02月29日 17時08分44秒 | 家づくり
Y様邸母屋の解体工事が始まって2日目。マグロの『トロ』のような部分!?が見えてきました。昔の職人の息遣いが聞こえてきそうな細工も写真でご紹介します。

まずは解体前の正玄関からの三間通しの部屋を望む。奥には本物の筆返しと違い棚があります。



解体二日目の様子。



小屋裏の梁組を見上げます。道具のなかった時代に、ほんと、昔の職人って、すごいなぁ。どなたかこの梁を使ってください!!!



小屋裏からは、Y様のご先祖様ゆかりの品々がでてきました。なんと、『天保十二年』と書かれた箱まで!!今から172年前の品です。



ケヤキ材でつくられた炭火鉢や可愛らしい彫人形なんかも出てきました。





ケヤキ材というのは、非常に堅い木なんですね。加工や細工が非常に難しい。自然乾燥するのに10年以上かかる。しかも今のような電動工具があるわけではない。なのにこの仕事、見てください!!!違い棚の部分の加工です。精密に組み上げられていました。





『地獄ホゾ』といって、上から差し込むとホゾが広がって二度と抜けなくなる細工。ゆる過ぎても堅過ぎてもダメ。絶妙とはまさにこのこと。



違い棚の解体現場。使われている用材がとにかく特上品ばかり。もちろんケヤキ材も赤身ばかりで板厚が厚い!!!



『古民家のような雰囲気のあるお家がほしい!』『部分的に自分の家でも使ってみたい!』そんな方はぜひご連絡ください!!早い方順ですよ!!!

家づくりの仕事って、ほんとに奥が深くて、ほんとにおもしろい!!!!

ではまた。

おさむ





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