エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

これぞ究極の懇親会だべぇ~!

2020年01月14日 | 山紀行 (十勝・大雪)
HYML、これぞ究極の懇親会だべぇ~!
1月三段山オフミに連続参加

■ 開 催 日 程    2020年1月11日(土)~13日(月)  2泊3日
■ 参加メンバー  26名
■ 開 催 会 場    上富良野町営温泉「白銀荘」
■ 開 催 目 的    HYML懇親会&BC(バックカントリー)

★ 手前みそだが、究極の懇親会・・・
HYMLの企画の中で最大の懇親会とも言える通称「三段山オフミ」は、会が創立され
て以降連続して開催され20年間続いている。手前みそになるが、私自身は「究極の懇
親会」と言いたいほど参加する事の楽しさを感じていると自負し、出来れば一人でも多
くの会員に参加してもらいたいオフミだ。

開催する場所が上富良野町である事や冬期限定の開催であり、HYMLの会員とて冬山
登山の経験のない方やBCをしない方も居るが、このオフミは参加するための制限も条
件もないと言って過言ではない。
つまり、冬山登山の経験が無くても、装備が無くてもOKで白銀荘をベースに温泉と懇
親会を楽しんで頂けるイベントになっている。極端かも知れないが、少なくても会員で
あれば登山の経験者でもあるので、大自然の中で行われる懇親会の楽しさは想像出来る
と思う。

HYMLは、メーリングリストの会であるから通常は会員同士が出会う機会は無い。
そこで出来た「顔の見える懇親会」をやろうと企画された一つが「三段山オフミ」であ
り札幌で開催されている懇親会「ルック岳」なのです。こうした企画から次第に会員同
士が直接知り合う機会を得て、オフミ山行が行われたりスキー教室や雪崩講習会なども
会員の企画によって毎年のように開催されている。会員は現在500名を超え初心者か
らベテランまで老若男女問わず徐々に増える傾向にある。開設20年を超えた会の増々
の発展のためにも色々な懇親会を通じてより会員がスキルアップしながら成長して欲し
いと思うのは私だけではないだろう。



三段山オフミの1日目に参加した24名・・・白銀荘大広間「十勝岳A&B室」にて

★ 12月に続き連続参加・・・
1月のシフトから一日休暇を取れば三連休で参加出来る事が分かり気持ちが揺らいだ。
同時に札幌登山道整備隊(STST)の懇親会でBCに興味を示した二人を誘った事で初
参加の二人を案内する責務から同行する・・と、口実を付けて参加する事にした。


★ 1日目、カバワラ尾根BC・・・
白銀荘に10時過ぎに到着し、すでに到着していたメンバーとご挨拶。
荷物を運びながら早々BCの準備も同時進行。11時頃9名で出発した。
(メンバーは、まゆちゃん、すみちゃん、マリッカさん、ヨモギさん、レナウン、エバ
まさりん、akikoさん、かわっち)
先月に続いてまだ雪が少ないという情報もあったが、BC初心者の練習も兼ねてカバワ
ラ尾根を選択する。出発時の天候は曇り空だったが風も無く快調に歩き始める。しかし
カバワラ尾根に取付く頃から雪が降り出し前十勝頂上部は見えなくなっていた。高度を
少しずつ上げるも先頭グループが1300m付近で足を止めて全員が到着するのを待つ。
風も出て来たので、ここで登行中止。下降するする事になった・・・。



1/11 1日目に同グループになった9名の仲間たち・・・カバワラ尾根1300m付近にて

★ 試練の下りは・・・
カバワラ尾根の積雪も雪質も良くなくBC初心者には試練の下りになってしまった。
9名の内4名のベテラン組は、あっと言う間に見えなくなった。かなり待っていたらし
いが余りにも遅いので下山してしまったようだ。(申し訳ない・・)

さぁ~初心者組だが転ぶ回数半端なく、起き上がるのもままならない状況となり登り以
上に時間が掛かってしまった。それでもBCは楽しい。ベテランまゆちゃんが最後まで
サポートに徹し、5人一緒に下山したが精魂尽きた顔をしていても私には満足気な笑顔
に見えた。なんとか全員無事に下山出来たので今日の訓練はここで終了である。



オフミ初参加のかわっちさんのスキーは流石である・・・


まゆちゃんを先頭にすみちゃんとかわっちさんがSBから登って来た・・


スキーを諦めたすみゃんとかわっちさん・・・


今日は、すみちゃんのお世話役・・まゆちゃんの決めポーズ


見えない笑顔がゴーグルの奥にakikoさんと右かわっちさん

★ 遊びの後の大宴会・・・















★ 二日目、三段山ピークハント・・・
二日目は、ほとんどのメンバーが三段山BCだったが準備が出来たメンバーが先行する
形になりグループが分かれてしまった。その中で私たちのスタートが一番遅かったよう
で白銀荘出発は8:45頃だった。
メンバーは、初参加のかわっち、akiko、ゆみっちと私で前島さんも同行してくれたが、
途中から独りで下山する事になった。本日の目標は、「三段山の登頂」に重点を置きBC
は二の次で出発していた。akikoさんとゆみっちはまだ未踏らしく彼女たちの期待に応え
られるかは、天気と体力次第と言う事で成り行き山行だ。

二段目手前で先行していたHYMLのグループが降りて来て話を聞く。
上は風とガスで視界が悪く、登行を中止して降りて来たと言う。そしてあっと言う間に
樹林帯に消えて行った・・・。(格好良いィ~)
同じタイミングで声を掛けてくれた女性が、まこにゃんだった。単独スノーシューハイ
クを楽しんでいたが、やはり天候が悪いので下山して来たらしい。まこにゃんもHYM
L会員だがオフミには参加していなかった。現在は美瑛町に在住。三段山は自分のお庭
のように楽しんでいると言う。少しだけ立ち話して別れ、私たちは一応前進する事にし
た。二段目に登ると話の通り風も出て視界も悪くなって来た。しかし、先行者は多くト
レースははっきり見えていたので、もう少し前進する事にした。



2日目、新会員を含め三段山頂上を目指したメンバー


たまには被写体・・・(撮影;akiko)


何でもないところで転倒してしまった私を激写されてしまった!


BCを楽しむ女子3人の笑顔がいいね!


二段目下で声を掛けてくれたまこにゃんとのツーショット


間もなく二段目へ・・・

★ 先行者に助けられ・・・
二段目下でHYMLの先行グループが途中下山したことで私たちの前途もヤバイな!と
正直思っていた。しかし今日は、ダメだと思える場所まで登らないと「撤退」という二
文字は許されないぞという気持ちもあって、前進を強行する。
ルートは、ほぼ先行者のトレースを泥棒しながら時々GPSで確認するだけだったので
完全に他力本願だった。途中からかわっちさんとakikoさんの知り合いという二人と出会
いそのまま加わって一緒に登る事になった。休憩も多めに取りながらゆっくりルートを
見極めながら、見えない景色の中ひたすら上を目指していた。
先行するパーティーは意外にも多く、その中に親子で登っているパーティーが私たちと
抜きつ抜かれずでいつも近くにいた。子供は小学6年生の男の子でツボ足で登っていた。
子供のスキーはお父さんが背負い、ぴったり離れずに歩く少年に元気をもらう場面は多
かった。何度か撤退の二文字が浮かんだが、「小学生のあの子が頑張っているから私た
ちも止められないぞ」と・・・結果最後まで親子の後ろに付き登頂に至ったかも知れな
い。



三段目の通称「廊下」で一瞬日が差して頂上尾根を見る事が出来た・・


ついに登頂・・・「三段山」


完全なホワイトアウトの登頂もトレースと先行者のお陰です


全員無事、登頂しました・・・(左からゆみっち、かわっち、akiko、エバ)


登頂出来たもう一つの理由・・・小学校6年生の男の子とお父さん二人組の先行に元気を貰っていた