エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

自分の居場所は自分で作る

2023年08月08日 | 定年後の生活
自分の居場所は自分で作る

       

自分の居場所を聞かれたら、あなたはどこを思い浮かべるだろうか。
アメリカの都市社会学者レイ・オルデンバーグは、自宅でも職場でもない、居心地のいい「第
三の場所」、サードプレイスを持つことが、人生のあらゆる方面にいい効果をもたらすと伝え
た。居場所の有無は、人の幸せに影響を与える。

博報堂DYホールディングス傘下のソーシャルビジネススタジオ、SIGNINGは2022年11月、読
売広告社、環境計画研究所とともに、時代とともに変化する生活者の居場所の在り方について、
全国に住む16歳から89歳の男女を対象に調査を実施した(3400サンプル)。

まず、それぞれの居場所の意味を尋ねると、年齢性別問わず、「一人きりになれる場」「落ち
着ける場」「自由になれる場」「仲間との場」「誰かに求められる場」など、人それぞれ異な
る結果に。

居場所の必要性については、10代〜80代の男女のうち約90%以上が「居場所を必要」だと考え
ており、性別で見ると女性で9割を超え、男性(8割超)を上回る結果に。女性の方が居場所の
必要性を感じている割合が高いことが分かった。

また、いくつの居場所を持っているかについては、平均で2.64カ所。最多の回答は「1カ所」
で34%、それに「2カ所」(19%)が続き、合わせて半数超(53%)を占めた。一方で「居場
所がない」と答えた人も7%存在し、「決して数を持つほど良いというわけではないが、居場
所の選択肢が狭い傾向が見られる」という分析に。

さらに、居場所が「自宅のみ」だと答えた層と、「自宅+自宅以外」にあると答えた層、「自
宅以外のみ」だと答えた層に分けて幸福度を調べてみると、うち自分の居場所が「自宅+自宅
以外」にあると答えた層で幸福度の平均点が最も高く、7.2点。70%以上が、10点満点中7点以
上をつける結果に。次いで「自宅のみ」だと答えた層(6.9点)、「自宅以外のみ」だと答えた
層(6.1点)の順となった。

居場所に求める感情としては、最多が「リラックスできる」(59%)、続いて「素でいられる」
(51.7%)、「安心感を感じられる」(49.4%)となり、3社は「自分だけで完結できる感情だ
けでなく、他社がいてこそ成り立つ感情も含めて、多くの感情を満たせることを居場所に求め
ている」と分析した。

自らの居場所は、リアルの場には限らない。ネットワークが発達した現在だからこそ、自宅以
外で自分の居場所をオンライン上にも積極的に広げて、幸福度を高められるように取り組むの
も、方法の一つだろう。

これらの調査は、ビジネス誌「Forbes」が2022年に行ったものだが、私自身の「居場所」
をそれぞれの質問に当てて自分なりに考えて見た。

Q1.居場所の意味・・・漠然とだが「誰かに求められる場」
Q2.居場所の必要性・・・「居場所は必要」
Q3.いくつの居場所を持っているか・・・「二カ所?」
Q4.居場所は自宅のみか自宅以外か・・・「自宅+自宅以外」
Q5.居場所に求める感情・・・「リラックスできる」

結果としては実に平均的な回答になってしまったが、これまで「自分の居場所」について考え
た事など無かった事を思うと平均的なのは納得かも知れない。ただ、現役時代と違ってリタイ
ヤして自由な時間や暇な時間の中で自分の居場所は自分で作って行く姿勢が大事かもと出来な
い頭で考えるところである・・・。





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