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川端龍子は日本画の大家だ。
でも、彼個人については、詳しくは知らなかった。
機会があり、龍子記念館の学芸員による講演を2回聞いた。
これらが、とても面白かったのだ。
一つは「俳句と絵画制作」、
もう一つは「古典と革新」展の鑑賞講座。
~画壇に挑みつづけた男~という副題もついていた。
龍子の義理の弟は、著名な俳人「川端茅舎」である。
最近、俳句に興味を持ったので(笑)
茅舎という名前と、有名な句は何となく知っていた。
今回の講座では、龍子の茅舎への思いや、俳句との関連などが
わかり易く語られていた。
また、今では大家と皆が思っている龍子にも
若き日の苦労や努力があったのかと、改めて知ることができた。
考えるに、才能のある人ほど、より一層苦労も努力もしているのかもしれない。
「挑む」という姿勢を持ちづけること自体が凄いと思う。
野球のイチロー選手の引退会見のニュース見ながら、
凡人の私も「ヨシッ、私も!」と思った(笑)
ドストエフスキー・トルストイ・チェーホフ~!
今日は贅沢な時間を過ごした。
東京大学大学院教授の沼野光義さんの講演を聞くことができた。
地域の身近な場所で、ロシアの文豪の魅力を、わかり易く話してもらった。
「ロシア文学」を読む人が以前よりも少なくなっている。
私が高校生頃までは、文豪たちの代表作はかなり読まれていた。
実際に内容を理解していたわけではない(笑)
若い頃の悩み多き時代、彼らの本を読んで七転八倒していたのだが。。。
「反逆」という言葉も、今では懐かしい。
大人や社会へ、ただ唯々諾々と従いたくなくて一生懸命あがいていたな~
そんなことを思い出しながら、数十年ぶりにロシア文学の話を楽しく聞いた。
文学の楽しさは、今のように年齢を重ねてからわかってくるものかもしれない。
何だかエネルギーがわいてきた。