風に吹かれたアン

旅歴、50年~世界中を放浪するのが夢。
40ヵ国は行ったけど、今年は再び中欧へ~

プーシキンの 「スペードの女王」

2016-01-11 10:44:07 | 日記・エッセイ・コラム



内緒のへそくりが、ほとんど0になってしまった~。
元気そうに振舞ってはいるが、
実はまだ打ちひしがれている。

昨日は、友人と新年会ランチをした。

銀座の賑やかな場所の一角にある和食のお店で、である。

ビルの1階には、有名ブランドのショップが入っている。
ガラス越しに、ゴージャスなドレスが見える。

私には縁のない、パーティに来ていくようなロングドレスだ。

カジュアルなワンピースも飾ってあり、ウィンドウショッピングも
楽しい。
春にピッタリな、デージーの柄には心が浮き立つ。



ランチを終えて、友人とおしゃべりをしながら駅まで歩く。

心はまだまだ重いが、諦めがつきつつある。
覆水盆に返らずなのだ。

ここ数日、プーシキンの「スペードの女王」を思い出している。

私のこんな出来事と、文豪の小説とを結びつけるのも気がひけるが・・・

主人公が「絶対」と期待していたものに、最後の最後に裏切られた
結末も素晴らしい小説である。

初めて読んだのは高校生の頃だった。
その時はその年代なりに、感動し理解もしていた。

ところが、この年になって件の小説を読むと
主人公ゲルマンの気持ちが痛いほどわかる(笑)

驚くべきことにYoutubeでは、100年も前につくられた
ロシア映画「スペードの女王」さえ見られるのだ。
偶然にも、今からちょうど100年前の
1916年に作成された無声の白黒映画だ。



映画は、悲劇を際立たせるためか、
俳優たちのメイクや表情がかなりきつい。



あ~、こんなすごい結果にならないだけまだましだ~

こんなことで、自分を慰めている(笑)
「三トロイカ」「七セミョルカ」「一トウズ」
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