風に吹かれたアン

旅歴、50年~世界中を放浪するのが夢。
40ヵ国は行ったけど、今年は再び中欧へ~

映画 「杉原千畝」 に思う 

2016-01-14 10:18:09 | 文学・映画・芸術
 どうしても見ておきたくて、品川の映画館に行って来た。
 
第二次世界大戦中、リトアニア・カウナスの
日本領事館に赴任していた、領事代理の杉原千畝氏の物語だ。



映画を見終わって、自分のチッポケさに情けなくなった。

自分の悩み、行い、考えていること・・・
すべてが平和な日常生活の上だからこそ、
成り立っているのだと改めて思った。

彼に対しての評価は色々な面があると思うが、
あの時代の外交官として、精一杯の働きをした
素晴らしい人だと感じた。

特に、本国の外務省との駆け引きのようなやり取りも含めて、
「外交」とは何か、外交官の役割は・・・

最終的には、個人として恥ずかしくない行動をとる、
これ以外にはないのかもしれない。



職業や性別・年齢・国籍・政治・宗教・・・
「違いを認め合いましょう」と言いながらも
今も、同じようにやはり人間同士が争っている。


12日のトルコのイスタンブールの事件も、
心が重くなる。


イスタンブールは西洋と東洋の混ざり合った、
不思議な素晴らしい都市だ。


今回の事件でも、ドイツの人が何人も死んでいる。

映画の中のあの時代と、現在の世界がダブって見える。