風に吹かれたアン

旅歴、50年~世界中を放浪するのが夢。
40ヵ国は行ったけど、今年は再び中欧へ~

トットちゃんの世界

2018-03-07 19:42:39 | ジャーマン通りから


最近、黒柳徹子さんの「窓際のトットちゃん」を再読した。
図書館にかなり前に予約したのが、やっと来たのだ。



数十年も前にこの本を読んだ記憶はあるが、
度重なる(笑)引っ越しで、書籍などを処分したので今は手元にない。
昨年のドラマ化もあって、何となくまた読みたいと思っていた。


30年前に読んだ時は、はっきり言ってあまり共感しなかった。
「何だか自分の父母と同じような時代のことが書かれているな~」
「確かに、立派な先生や学校だが。。。」

自分が若かったこともあり、ベストセラーだから読んでみたという感じだった。


ところが、今回読み直してみてまったく違う思いを持った。


人物の気持ちが素直に受け止められるようになった。
自分とは違うけど、きっとこの人はこう感じたのだな~
自由が丘・大岡山・大井町線・緑が丘・洗足池・・地名も懐かしい。



長い年月は人間を変えてくれるのだ。
当たり前のことがとても新鮮に感じられる。



そんな自分がちょっと嬉しくなってしまう。