元気で、怒ると怖いくらいだった母の老いがすすんできた。
父と二人で住んでいるので、家事などは父がやっている。
ところが、父自身も視力が衰えてきた。
片方の目の視力はほとんどなくなってきている。
二人で生活するのは、もう限界にきたと思う。
もう十分頑張ったね。
何だか申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
そんな中、先日は嬉しいことがあった。
若い時から歌が好きだった母と私とで歌をくちずさんだ。
母の記憶もかなりあやふやになって、歌手の名前などはどんどん忘れてしまっている。
それでも、有名な流行歌や、童謡、世界の民謡(カンツオーネやシャンソンなど)は
結構まだ歌える。
若い時に歌っていたり、子供と一緒に歌っていた唄などは、
歌詞カードを見ながら私と一緒に歌えた。
有り難いことだ。