巣ごもり生活はストレス満載。
でも、心だけは軽々とどこにでも飛んでいける。
先日、買い物のついでに「馬込文士村」を歩いた。
こんなにのんびりと歩くのはひさしぶりだ。
↓ 拡大図 ↓
大森から山王・馬込地域には、
明治・大正・昭和時代に芸術家や文学者たちが多く住んでいた。
そこで、これらの地域を「馬込文士村」と名付けた。
その日はお天気が良かった。
外出自粛の巣ごもり生活でも、おなかはすく。
スーパーに食料品を買いだしに行く前に、ほんの少~し遠回りをした。
いつもは歩かない道を探検しながら行く。
かなり前にもらった、大田区の観光地図を持って歩いてみた。
モッコウバラや花水木が咲き出している。
一年でもっとも華やかな時期かもしれない。
こんなに可愛い教会を見つけた。
この周辺には、小説家の室生犀星や画家の小林古径がかつて住んでいた。
★室生犀星・・・むろう さいせい、石川県金沢市生まれ。詩人・小説家。1889年〈明治22年〉8月1日 - 1962年〈昭和37年〉3月26日)
代表作→「性に眼覚める頃」「幼年時代」「あにいもうと」「杏っ子」や『抒情小曲集』
♪「ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの
よしや うらぶれて異土(いど)の乞食(かたい)となるとても
帰るところにあるまじや」 抒情小曲集より
★小林古径・・・こばやし こけい、日本画家。
1883年(明治16年)2月11日 - 1957年(昭和32年)4月3日)大正~昭和期の日本画家。 1883年(明治16年)、新潟県高田(現上越市)に生まれる。
・・・代表作「髪」は女性の髪・皮膚の柔らかい感触まで、繊細に描き出し た名作。
裸体画として、日本で初めて切手のデザインとなった。
春ののどかな日に、教会の前の道を歩いていると、犀星や古径にばったり会えるような気がした。