『どくとるマンボウ昆虫記』が,ナンダカンダで16冊

2008年02月12日 | 本屋さん
 かれこれ40年ほど前の話になるが,京浜工業地帯のドマンナカにある高等学校に通っていたとき,二学年の現代国語の授業で「あなたの好きな作家と愛読書は?」という設問を受けたことがあった。そのとき私は,北杜夫の『どくとるマンボウ昆虫記』が好きですと答え,国語教師の軽い失笑を買った。まだ20代後半のちょっとイカした女性教師であっただけに,我が稚き心はそれなりに傷ついた。何を隠そう,中学から高校にかけての一 . . . 本文を読む