栄子ママの箏だより

時々お箏のお稽古をしています。

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2005年の夏、ふとしたご縁でブログを書き始めました。
今までお世話になった方たちに近況報告のつもりでほぼ毎日更新しています。
<坂の上の雲>の街に住んでバタバタと暮らしている<栄子ママのこと>を書き加えていきたいと思っています。

椿づくし

2006-03-20 21:48:46 | お箏
椿は松山市の花です。

 松島検校作曲 『椿づくし』
つらヽ椿春秋の、名は千里まで鷹が峰。

その本阿弥の花の色。白きを後のうつし絵も
いかで及ばん妙蓮寺。
薄紅に濃紅は、同じ花形の因幡堂。

まだきしをりの秋の山、嵯峨初嵐身に沁みて
露時雨降る頃よりも、好きもて遊ぶう埋火も
春にうつれば天が下。

賑ふ民の煙立つ、それは塩釜千賀の浦、汐汲む海人の
腰蓑の、あづまからげや吾妻路や、清洲の里の散椿。
咲きも残さ角の倉。

藪の中なる香のもの、朴庵侘介唐椿、八千代つきせぬ花の数。

解説に
地唄づくし物の一つで、手頃のかわいい曲である‥
前後の歌は殆んどが椿の銘柄で‥
鷹が峰は京都の郊外にあって、花を得意に書いた有名な
本阿弥光悦が住んでいた所
徳川の初期には椿花が流行して銘柄が百以上もあったとか‥

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