栄子ママの箏だより

時々お箏のお稽古をしています。

ようこそ! 『栄子ママの箏だより』にお越しいただきありがとうございます。

2005年の夏、ふとしたご縁でブログを書き始めました。
今までお世話になった方たちに近況報告のつもりでほぼ毎日更新しています。
<坂の上の雲>の街に住んでバタバタと暮らしている<栄子ママのこと>を書き加えていきたいと思っています。

十八番

2006-07-29 12:00:42 | お出かけ
 出雲大社の巫女【阿国】が京都に出て
念仏踊りを踊ったのが始まりとされる歌舞伎
 市川家の歌舞伎十八番の中から【勧進帳】を
ライブ感覚で観て来ました
 素顔でスーツ姿の松本幸四郎さんの
【一、ご挨拶】に始まり
「・・歌舞伎の世界でお遊び下さい・・
安宅の関でのやりとりが、ちょうど公演時間と同じくらい
の出来事だったので、その場にいるつもりでご鑑賞下さい・・」
 幸四郎さん監修の
【二、歌舞伎噺】で歌舞伎鑑賞のポイントを楽しく見せていただき
 公文協歌舞伎公演に19年ぶりに出演の
松本幸四郎が武蔵坊弁慶を
市川染五郎が富樫左衛門を演じる
【三、勧進帳】

 昨夜は、歌舞伎の世界に遊びすぎて?
コーフン状態でした
 10代の頃、富樫と弁慶のやりとりを
本を捜して調べたことがあります

本物の山伏かどうか、あれこれ問い詰める場面
勧進帳を読めと言われ・・白紙の巻物を勧進帳として取り出し
地謡が♪天も響けと読み上げたり~と
緊迫した場面が続きます

富樫:シテ又、袈裟衣(けさごろも)を身にまとい、
仏徒の姿にありながら、額に戴く兜巾(ときん)は如何に。

弁慶:即ち、兜巾篠懸(ときんすずかけ)は、
武士の甲冑に等しく、腰には弥陀の利剣を帯し、
手には釈迦の金剛杖にて大地を突いて踏み開き、
高山絶所を縦横せり。

次々と浴びせられる質問に、堂々と応え
うまく切り抜けたように見えたのも束の間
義経が見咎められてしまい
疑いを晴らすために心を鬼にして
主君を金剛杖で打ちすえる・・

全てを悟った富樫は、主従の関所通過を許し
もてなした上に見送る・・

コメント (2)