雲の峯

渋柿句集＜第四集＞夏の部　昭和55年7月31日発行

　

【　戦火逃げし日も晴れなりき雲の峯　　久仁女　】　

義母の部屋に残っていた句集を付箋をはさみながら見ました・・・
（もう、新しく見つけても選句するのはやめよう）

　明治生まれのオバアチャマの部屋で

カビだらけになっていた夏紬の着物です
柄と生地が気に入ったので何とか身に着けたいと思って呉服屋さんにお願いしましたら
丁寧に解き洗いして・・・尺の足りない分をオハショリの下に隠れるように足して・・・
（呉服屋さんご自身の紬地を使ってくださった）
私用の寸法に仕立ててくれました

　こちらは、古い文庫帯です

表裏の織模様が可愛くて丸洗いだけしてもらっていたのですが（2千円ほどで）
組み合わせて着てみました

【　語り継ぐ声老いにけり敗戦忌　　久仁女　】