1月24日(木)午前10時〜12時 第29回講座・テーマ「マネジメントの時代 ー参画・協働の視点から ー」講師:中瀬 勲さん・兵庫県立人と自然の博物館館長 於:クロスパル高槻第4会議室
年間30講座を有する「たかつき市民環境大学」。座学の最終講座ならではのテーマ。講師の中瀬さんは、過去の豊富な実践事例を紹介しながら休憩も挟まず熱っぽく語り続けた。海外では、ドイツ、カナダ、アメリカ、中国等、国内では、福岡、尼崎、豊岡、三田、淡路島等多彩な実践事例が報告された。ニューヨークのHigh lineをはじめ、国内の「尼崎21世紀の森」、兵庫県立有馬富士公園(三田市)等の取り組み・展開は、まさに「グレーフィールド → グリーンフィールドへ」(廃棄された土地の再活用化・里海、里山のハード・ソフト両面からの再生 → 地域再生を担う)の取り組みである。その中で、とりわけ「人」が力をつけ育っていくプロセスが私たちに多くの示唆を与える。中瀬さんのレジメから ー「市民が主体的に参加するコミュニティ」ー 。私たちはそんな街をめざしたい。
同日 午後1時~15時45分 第30回講座「ワークショップ」 於:クロスパル高槻 視聴覚室
5つのテーマごとのグループに分かれ、ワークショップを行った。テーマは、①生物多様性の保全/a植物 b動物 ②自然環境の保全/a里山 b河川 ③省エネルギー対策の推進/再生可能エネルギー ④文化・歴史遺産の保全 ⑤自然災害とその対策 受講生がそれぞれ希望のテーマを選択し、各グループで議論の焦点を整理し、まとめ報告した。
実施方針は、「これまでの講座を通じて得られた、あるいは日ごろから感じている高槻市域が抱える課題を抽出し、その課題を解決していくために具体的に何をどのように取り進めていけばよいかを話し合いし、その結果を発表する。」(ワークショップ実施計画より)なお、「話し合いは頭の体操、アイデアの出し合い、自由奔放、言ったことに責任を持たないものとする。」(同上)をルールとして実施する。去る1月10日の講座時の班会議の時間を使って、前段のミーティングを各グループごとに行っていた。各グループとも活発な意見が出、それぞれにユニークなまとめを行い充実した発表となった。
次回 1月31日(木)第3回自主観察会(受講生企画による)「高槻 富田・まちかど遺産巡り」
9:45 集合:阪急富田駅南側 富田寺内町めぐり 午後は12:45スタート 寿酒造見学