(まだまだしぶとい) チラシの裏日記

鉄道写真中心に、撮影行記やその思い出話、音楽鑑賞記などを

雨で鉄路が閉じる前に

2019年03月07日 | ★★★┃ ロ┃ED75総合 |★★★
 2000年8月。
 十三本木峠越えのナナゴを撮りに、投宿地の八戸から奥中山~小鳥谷間の知らない場所に入った。ここいらは俺みたいな機も編成も欲しいという欲張りにはなかなか難しく、何せクルマがないと辛い所へ「走ルンです」とかの電車で来たものだから、正直どこで撮ればいいか分からずにいた。(SL時代の諸先輩方はガッツあったなぁ)
 前の日に地形図とダイヤとにらめっこした結果、何か良さそうな直線があるのを見つけたので最寄りである小鳥谷の駅に降り立つ。そこから奥中山方向に歩って1時間近く、次の上り電車の時間を考えて選んだその場所は意外と遠く、暑さも手伝って結局敗退。そうして道路から下ったこの代替の場所に落ち着いたが、こんな時もあろうかと苦労して持ってきた大砲が使えそうだった。汗を拭き拭き、カメラにレンズを据えてアングルを決めて戦闘体制。撮りたいのが上り線をカッ飛んでいくが我慢・・・
 大分時間が経った所へ待望の下り貨物接近。アウトカーヴ、陽炎でピントが合わせづらい所をがんばってそれを合わせて、引き付けてモードラ連射。


 栄えある1本目は元パンダ塗装機の1004が前ソの3065レ(現・3051レ)。同機がパンダ塗装から原色に戻されたのは聞いていたが、実際にみたのはこれが初めて。次ソはP型の1026~1031のうち原色で残る1029以外のどれかだと思うが実際には分からない。けれどもほんの僅かな隙間から見える「アルミサッシ」らしきもので1028と推定している。
 この場所ではあともう一本、1024+117(白+原)の3051レ(こちらは後に4055レを経て現在の3063レ)も撮ったが、件の電車の時間の絡みでこの2本だけで撤収することにした。ダイヤからしたらまだ常磐線廻りの2本も撮れる所だったが、岩手川口で583系電車の「はつかり」も撮るのを予定していて、早めに移動しようと思ったのだ。幸いそっちの方にも間に合ったが、東北線は奥中山近辺での雷雨による川の警戒水位越えのため運転見合わせとなり、何と岩手川口の駅で停車していた、さっき撮った583系とまた鉢合わせしてしまった。

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