２０２３／０９／２４ 「明日に処刑を」

「明日に処刑を」(1972年米)

バーサ・トンプソン　娘
ビル・シェリー　労働組合員（デビッド・キャラダイン）
ボン　ビルの友人（バーニー・ケイシー）
レイク・ブラウン　詐欺仲間
鉄道会社社長　（ジョン・キャラダイン）

起：バーサは労働組合員のビルと知り合う。
承：ビルらは逮捕されるが、脱獄する。
転：鉄道会社を襲撃してビルは逮捕される。
結：バーサはビルと再会するが、一味の襲撃を受ける。

　バーサの父親は飛行機乗りだが、事故で死んでしまう。
バーサは仕事を探すが、不況の時代でなかなか見付からない。
　そんな中バーサは、鉄道会社と争う労働組合員ビルと知り合う。
バーサはビルと愛し合うが、目覚めるとビルは姿を消していた。

　バーサは詐欺師レイクと知り合い、
カードのいかさまで金持ちから巻き上げようとするが、気付かれて退散。
列車に飛び乗り、先に乗っていたビルと再会する。
　列車はシカゴに到着。
警察が来て、バーサを逃がすが、不法乗車するビルとレイクは逮捕される。
ビルは、牢で黒人の仲間ボンと再会する。
　ビルら囚人は労働させられるが、バーサが通りかかったフリをして看守を誘惑し、
車を奪って逃走。レイクやボンも一緒だ。
そこへ来た列車に飛び乗り、積んでいた大金を山分けにする。
　脱獄が報じられ、ビルはスパイとされる。
バーサはいかさまカードの際に弁護士を撃ったとされており、
ビルはそれを犯罪だと呆れる。
ビルに犯罪者の自覚はなく、手に入れた金は組合に寄付すると言う。
　ビルは組合を訪れるが、自身に賞金がかけられたと知らされ、
組合に捨てられたと失望する。

　ビルらは４人組で強盗をし、銀行や列車の乗客から金品を奪う。
ビルはこの生活に慣れないと話し、バーサと愛し合う。
　鉄道会社関係者が集まるパーティが行われ、４人組は襲撃し客から金品をいただく。
さらに４人組は鉄道会社のボスの列車を襲うが、待ち伏せされていた。
レイクは射殺され、ビルはバーサを逃がす。
　ビルとボンは囚人になるが、ビルは看守に目を付けられる。
ボンは出られるだろうと言うビルは、二度と会えないとバーサに伝えるように頼む。
　バーサは女性に拾われ、彼女の家へ招かれる。
そこが娼館だと気付き、男の相手をする。

　バーサはしばらく娼館にいたが、そこを出て、黒人の集まる店を訪問。
そこにいたボンと再会する。
ボンはビルも脱獄したとし、隠れ家に案内する。
再会したビルは怯えていたが、死ぬまで戦うと言う。
　そこを一味が襲撃。ビルは列車に釘付けにされる。
怒ったボンは一味を射殺する。
ビルが釘付けにされたまま、列車が動き出してしまう。
バーサは追いかけるが、列車は走り去るのだった。

　と言う訳で、マーチン・スコセッシ初期の監督作。
主人公はバーバラ・ハーシーで、当時付き合っていたデビッド・キャラダインと共演。
バーバラはホーボーと言う渡り鳥労働者で
鉄道会社に反発する労働組合員のデビッドと恋仲になる。
捕まったり、逃げたりしてる間に、仲間を加えて４人組の強盗に。
彼らにとって楽しい時が過ぎるが、
デビッドらが逮捕されたりて、バーサは１人になってしまう。
娼館などを経て、終盤にデビッドと再会するが、すぐに終焉を迎えると言う展開。
何か筋を通してる感じはなく、流され流されてで、うまく行かなかったと言う話。
キャラダインは父親も出てます。