ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2014/01/31 「デュプリシティ~スパイは、スパイに嘘をつく」

2014-01-31 00:00:00 | 日記
「デュプリシティ~スパイは、スパイに嘘をつく」

レイ 元MI6(クライブ・オーウェン)
クレア 元CIA(ジュリア・ロバーツ)

 2003年。MI6のレイは、クレアと親密になるが、
書類を持ち出され、苦況に陥る。実は彼女はCIAだったのだ。
 時は流れ、エクイクロム社からB&R社に潜入する事になったレイとクレア。
レイはクレアにかつてだまされた事にこだわり、
クレアは親密になったレイが、仕事の為と称して女性と親密になる事を気にする。
クレアらは画期的な毛髪剤の情報を得て、その化学式を入手。
だが、それはただのローションで、2人は企業の罠にかかったのだ。
役立たずとして皆が去り、2人だけが残されるが、
彼らはそれも悪くないと感じるのだった。

 と言うわけで、クライブ・オーウェンとジュリア・ロバーツが
企業スパイを演ずる話。
Mr&Mrsスミスみたいな話を想像したが、どうもそういう感じでもない。
かつてMI6にいたオーウェンは、
CIAのジュリアにだまされてクビになり、企業スパイに。
ところが、今回組む事になったのがジュリアだったと言う訳。
ジュリアはライバル企業に潜入した、言わば二重スパイなのだ。
おかげで、だましたとか、だましたと思わせたのはウソだったとかややこしい上に、
話が時々過去に戻ったりして、後半になっても事情が飲み込めない。
どうやら、だまし合う話だと思い込んだ私の方がだまされると言う映画らしい。
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2014/01/30 「逃走車」

2014-01-30 00:00:00 | 日記
「逃走車」

マイケル・ウッズ (ポール・ウォーカー)
レイチェル検事 車に乗っていた女性
スミス刑事 電話で話した相手
ムズカ判事 レイチェルが信頼する人物
アンジー 別居中のマイケルの妻

 別居中の妻アンジーに会うため、南アフリカの空港に到着したマイケルは、
レンタカー屋の手違いで、頼んだのとは別の車に乗ってしまう。
その後、スミス刑事と言う人物から連絡があり、車を倉庫まで届けろと言われる。
マイケルは従おうとするが、
トランクにレイチェルと言う女性が捕われているのに気付く。
彼女は警察署長が人身売買に関与している証拠をつかみ、命を狙われていると言う。
一味の襲撃を受け、妻アンジーが大使館に避難するのを確認するが、
レイチェルが撃たれて負傷。助からないと覚悟した彼女は、証言を録音。
ムズカ判事に渡せとマイケルに託して死ぬ。
検事殺害容疑で手配されたと知ったマイケルは、対決を決意。
車を暴走させ、パトカーの追跡をかわして裁判所に到着。
警官に包囲されるが、マイケルはキャスターを人質にレイチェルの録音を放送させる。
真相を知った警官に署長らは逮捕され、
マイケルは正義を守った英雄と報じられるのだった。

 と言うわけで、急死したポール・ウォーカーのアクション作。
別居中の妻に会うため、南アフリカを訪れたウォーカー。
手違いで用意されたレンタカーには、女性検事が捕われていて、
事件に巻き込まれると言う展開。
ヒッチ的な設定な上、ワイルドスピード的な走りに特化したアクション期待するよね。
ところが、時間配分がうまくなくて、
女性が捕われていているのに気づくのは1/4くらい進んだところ。
女性がやばい情報を持ってると知ったところで半分経過。
ウォーカーが対決を決意したのはラスト1/4。
肝心のカーアクションも今一つ盛り上がらず。期待させておいて、煮え切らない感じ。
物語が、レンタカーの内部か、周囲だけで展開するのは面白い。
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2014/01/29 「ワールド・オブ・ライズ」

2014-01-29 00:00:00 | 日記
「ワールド・オブ・ライズ」

エド・ホフマン CIA(ラッセル・クロウ)
フェリス 現地のCIA(レオナルド・デュカプリオ)
ハニ・サラーム司令官 現地の味方
アイシャ 看護婦。フェリスの恋人

起:テロ組織を追うCIAホフマンは、現地のフェリスに指示を出す。
承:ホフマンは非情な指示を出す。
転:フェリスの恋人アイシャが誘拐される。
結:アイシャは無事だったが、いろいろあってフェリスはCIAをやめる。

 英国。テロ組織は無差別攻撃を予告。
警察は警戒するが、爆破テロが強行されてしまう。
 イラク。CIAホフマンは対テロ要員を増員したが、効果が出なかったと報告。
テロ組織はメールも使わず、一般市民とも見分けがつかない。
 現地のCIAフェリスは情報提供があると知らされる。
二重スパイかも知れないが、情報提供者ニザールに接触。
フェリスは、テロ組織のリーダーであるアル・サリームの攻撃計画を入手。
ニザールはCIAに保護を求めるが、ホフマンは保護しないと告げる。
 フェリスはサリームのアジトを爆破。
作戦で助手バッサームが死ぬが、弔っている暇はないとされる。
情報を入手したフェリスは、アンマンへ呼び出される。
 ヨルダン・アンマン。フェリスは現地のCIA主任であるホフマンを訪ねる。
そこは普通の家で、フェリスを困惑させる。
ホフマンは、作戦の指示をしながら、同時に息子の世話もするマイホームパパなのだ。
 オランダ・アムステルダムで爆破テロが発生。サリームの仕業とされる
 フェリスは、現地のサラーム司令官に協力を求める。
部下は貸せないと言うサラーム司令官は、部下のカラーミを潜入させていると話す。
するとCIAはカラーミに接触。
サラーム司令官を怒らせ、協力関係が反故になる。
フェリスは、ホフマンが作戦を台無しにしたと怒る。
ホフマンは弁解するが、フェリスはサラーム司令官に従うべきだったと告げる。
 トルコ。フェリスは新しいテロ組織をでっちあげ、サディキをリーダーとする。
米軍基地を破壊し、犯行声明を出す。
放置すればサディキが拷問を受けるが、ホフマンは保護に反対。
サリームに捕らわれたサディキは拷問を受け、米国人に指示されたと白状する。
サディキは殺され、さらにフェリスの恋人であるアイシャがさらわれる。
フェリスはサラーム司令官に助けを求める。
だがサラーム司令官は、ウソをついたのだから仕方がないと言い放つ。
 フェリスはサリームに人質交換を要求。
サリームは交渉などしないと言って、フェリスの指を切り落とす。
サラーム司令官の部隊が襲撃し、サリーム一味を逮捕。
カラーミを救出し、隣の部屋にいたフェリスも助けられる。
誘拐は偽装で、アイシャは無事だった。
 ホフマンはフェリスを評価し、米国へ戻るように誘う。
だが中東が好きだと言うフェリスは、留まる事を決める。
フェリスはアイシャを見守るが、さらにCIAがフェリスを監視していた。
だがホフマンは、もう一般人だと、監視を解くように指示するのだった。

 と言うわけで、レオとラッセル共演によるスパイもの。
2人はCIAで、イラクにいる連続テロの黒幕を追う事に。
片や現場のレオは、現地の助手の死や、
取引した相手をだました形になった事を気にする。
片や本部のラッセルは、家庭ではマイホームパパだが、
現場にいない分、ドライな指示を出す。
つまり、事件は会議室で起きてるんじゃないと言うやつです。
ただしラッセルは時々現場でレオと対面したりするので、この対比は中途半端な感じ。
レオが親しくなった看護婦が誘拐される見せ場もあるが、あまり盛り上がらない。
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2014/01/28 「ティンカー・ベルと月の石」

2014-01-28 00:00:00 | 日記
「ティンカー・ベルと月の石」

ティンカー・ベル 物作りの妖精
フェアリーメアリー 物作りの妖精のリーダー
妖精の女王
テレンス 妖精。妖精の粉を扱う
秋の大臣
ブレイズ ホタル

 妖精たちは秋の用意に忙しい。毎年、聖なる杖を作らねばならないのだが、
今年は物作りの妖精がその役割を担い、フェアリーメアリーはティンクを推薦する。
杖作りに忙しいティンクは、話しかけるテレンスを追い出すが、
その際に杖に付ける貴重な月の石を壊してしまう。
ネバーランドの北に、願い事がかなう島があると知ったティンクは、
月の石を戻すため、飛行船を作って向かう事に。
磁石を失うが、ホタルのブレイズに案内されて旅を続ける。
難破船の中に願い事がかなう鏡を見つけるが、
ブレイズに静かにしてと話し、浪費してしまう。
ティンクの事情に気づいたテレンスがかけつけ、一緒に急いで引き返す事に。
バラバラになった月の石に一同は驚くが
おかげで面積が増えて妖精の粉の量も増えていた。
ティンクは一番大切な宝は心の中にあり、友情はいつまでも続くのだと気付く。

 と言うわけで、ティンカーベルを主人公にしたシリーズ第2作。
今回、祭典用の杖を作る事になったティンクは、大事な月の石を割ってしまう。
これを取り戻すため、奮戦すると言う訳で、物語はそんなに目新しくはないけど、
何でもこしらえるティンクの描写は割に良い。
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2014/01/27 「テッド」

2014-01-27 00:00:00 | 日記
「テッド」

テッド テディベア
ジョン・ベネット テッドの親友(マーク・ウォールバーグ)
ローリー ジョンの恋人
レックス ローリーの上司
タミ・リン スーパーの店員

起:親友がほしいと祈るジョン少年は、話をするテディベアのテッドと親友に。
承:35歳のジョンとテッドは悪友関係を断てず、恋人ローリーをあきれさせる。
転:テッドは狙っていた親子に捕まってしまう。
結:テッドは命を失うが、ローリーが祈って復活する。

 85年。友達のいないジョン少年は、
クリスマスのお願いで、1人でいいから親友がほしいと願う。
するとテディベアのテッドが話し出し、人々を驚かせる。
ジョンは喜び、ずっと友達でいると言う約束を忘れる事はなかった。
 時は流れ、ジョンとテッドは大人に。ジョンと恋人ローリーとの付き合いは4年。
同僚は、ローリーがプロポーズを望んでいるはずだと言う。
 ローリーは、ジョンがテッドと同居している事が不満。
テッドが出ていかねば、次へ進めないと言う。
だが、ジョンはテッドとローリーのどちらとも別れたくないのだ。
 それを察して出ていったテッドは、スーパーの店員として働く事に。
同僚のタミ・リンと親しくなる。
だが、ずる休みしてジョンと会っていると知ったローリーは、
何も変わっていないと失望。
さらにばか騒ぎをした為、怒ったローリーは出ていってしまう。
 ジョンはテッドとケンカになるが、ローリーと寄りを戻す為に協力する事に。
ローリーが上司とコンサートに行ったと知り、飛び入りで彼女に捧げる歌を歌う。
へたくそな歌はブーイングを受けるが、ローリーはジョンを見直す様に。
 ローリーを訪ねたテッドは、ジョンとやり直してくれれば身を引くと約束。
だがテッドはドニーとロバートの親子に捕まってしまう。
親子はテッドを手に入れたがっていたが、
大切には扱わず、体がちぎれても気にしない始末だ。
ローリーの知らせで、テッドの危機を知ったジョンは追跡。
球場で親子を追い詰めるが、テッドの体が引き裂かれてしまう。
 動かなくなったテッドだが、翌朝になると再び動く様に。
ローリーが自分の為にと、再び命を得る様に祈ったのだ。
2度と大事な人を失いたくないと、プロポーズしたジョンはローリーと結婚。
神父は、テッドらが大好きなフラッシュゴードンを演じたサム・ジョーンズだった。

 と言うわけで、35歳のおやじになったテディベアの話。
ジョン少年はクリスマスにテディベアのテッドをプレゼントされ、一生親友だと誓う。
願いがかない、テッドは魂を得るが。。と言う話。
おとぎ話みたいな話だが、この映画の特筆すべき点は、
かつての少年はマーク・ウォールバーグになり、
テッドも35歳になっていたと言う点。
外見は可愛いのに下品と言う、そのギャップが面白い。
この作品、笑えるとか、可愛いとか、ちょっと下品だとか言われてるようだが、
個人的には、子供の頃の悪友と離れられない大人の話と理解した。
そんなこども大人の事情を理解できない恋人は、
テッドと別れてなんて残酷な事を言う始末。
かつて星飛雄馬が恋愛と友情の板挟みになった時、父一徹は言い放ったもんです。
「わしならば、迷わず友情をとる」と。
まあ、本作はコメディなので、結局両者とも手に入れるんだけど、
ジョンを思ってテッドが身を引いたりするあたりは、かなりツボ。
なぜか、そんなに評価されなかったフラッシュゴードン(ラウレンティス版)に
妙に思い入れがあったりするのも面白い。
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2014/01/26 「ティンカー・ベル」

2014-01-26 00:00:00 | 日記

 ピーターパンに登場する妖精ティンカーベルを
主人公にしたシリーズの第1作。
ディズニーお得意の「勝手に作った続編」みたいだが、
話の膨らませ方は他よりも本格的。
妖精の国で生まれたベルは、物作りの妖精だが、人間の世界へは行けないと知り失望。
春の用意を台無しにしまうが、得意の発明で挽回すると言う訳。
設定がなかなか把握できないけど、最後にウェンディにちらっと会うのはいいね。
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2014/01/25 「レ・ミゼラブル」(2012年英)

2014-01-25 00:00:00 | 日記
「レ・ミゼラブル」(2012年英)

ジャン・バルジャン (ヒュー・ジャックマン)
ジャベール警部 (ラッセル・クロウ)
ファンティーヌ 工場で働く(アン・ハサウェイ)
コゼット ファンテーヌの娘(アマンダ・サイフリッド)
テナルディエ夫人 宿の女主人(ヘレナ・ボナム・カーター)
マリウス コゼットの恋人

起:囚人バルジャンは司祭に助けられて改心する。
承:市長になるが、ジャベール警部に追われる。
転:養女コゼットに恋人が出来て姿を消す事に。
結:コゼットに迎えられ、生きる事を決意する。

 1815年。囚人ジャン・バルジャンは教会に迎えられるが銀食器を盗んでしまう。
司祭は彼をかばい、バルジャンは生まれ変わる事を決意する。
 1823年。赴任したジャベール警部はマドレーヌ市長に挨拶する。
馬車の下敷きになった男を助ける市長の怪力を見たジャベールは、
仮釈放中に逃げたバルジャンに似ていると感じる。
 工場を追い出されたファンティーヌは生活に困り、売春婦に身を落とす。
強引に迫った客を傷付けたとして捕らわれ、ジャベールは罰すると言う。
だが市長は彼女をかばい、宿屋で働く娘コゼットを連れ帰ると約束する。
 ジャベールは市長が逃亡者だと報告するが、バルジャンが逮捕されたと知らされる。
無実の者が身代わりに捕らわれたと知ったバルジャンは思い悩む。
ファンティーヌが死に、娘コゼットを託されたバルジャンは逃走。
宿で働く娘コゼットを引き取り、姿を消す。
 1832年。民衆の為に戦うと言うマリウスは、コゼットに一目ぼれする。
溺愛するコゼットにマリウスが恋文を送ったと知ったバルジャンは、
相手を知る為に志願兵となる。
一味に潜入したジャベールは捕らわれ、バルジャンに処刑を託される。
ジャベールは殺せと言うが、職務を果たしただけだろうと逃がす。
バルジャンは負傷したマリウスを助け、
複雑な想いで追ってきたジャベールはマリウスを託される形となる。
 バルジャンはコゼットとマリウスの仲を想い、立ち去る事に。
コゼットは父が去ったと知ってショックを受ける一方、
マリウスは暴動の際に助けたのがバルジャンだったと知る。
バルジャンは1人でコゼットを想っていたが、コゼットらは彼を見つけ出す。
2人に祝福されたと知った彼は、生きる事を決意するのだった。

 と言うわけで、ヒットミュージカルの映画版。
ああ無情と言われた方がピンと来るかも。(どんな話だったか忘れたけど)
ヒュー演ずるジャン・バルジャンは、
パン1つ盗んだためにラッセル演ずるジャベール警部に追われる事に。
ジャン・バルジャンは改心して人々に慕われる市長になるが、
ジャベールの追跡は緩まない。
ジャベールは、逃亡者のジェラード警部のモデルと言われる人物だけあって、
この攻防はサスペンス映画みたいで面白い。
その後、ジャン・バルジャンは娼婦に身を崩したアン・ハサウェイに
娘コゼットを託される。
コゼットは革命に参加する若者と相思相愛になるが、
ジャン・バルジャンは2人に嫉妬するてな展開。
ジャベールに追われる前半に比べると、
この娘がらみの後半は、湿っぽくていまいち盛り上がらない。
ミュージカルは嫌いじゃないんだけど、
個人的に知ってるナンバーがないのもつらいところ。
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2014/01/24 「フライト」

2014-01-24 00:00:00 | 日記
「フライト」(2012年米)

ウィップ・ウィトカー 機長(デンゼル・ワシントン)
チャーリー ウィップの友人。元パイロット(ブルース・グリーンウッド)
ハーリン・メイズ ウィップの友人(ジョン・グッドマン)
ニコール ウィップの患者仲間(シャーロックホームズのワトソン夫人役)
ヒュー 弁護士(ドン・チードル)
マーガレット 客室乗務員
ケン 副操縦士
ディアナ ウィップの元妻
エレン 運輸安全委員会

起:ウィップ機長は制御不能となった機を不時着させ、英雄視される。
承:ウィップは、実は酒を飲んでいた事を隠そうとする。
転:公聴会が迫っても、酒をやめられない。
結:ウィップは飲酒を認めて刑務所に入り、初めて自由だと感じる。

 悪天の中、機長ウィップは操縦していた。
乱気流を乗り越えるが、油圧経路の故障が確認される。
出火したエンジンを停止させて滑空。野原に機を不時着させる。
 ウィップは病室で目覚める。
事故では6名が死亡したが、
他の者は無事で、ウィップは大勢を救ったと英雄視される。

 ウィップは、国家安全委員会の聴取を受ける事に。
メーカーは操縦ミスだったとしたいのだ。
ウィップの採血検査では、アルコールやコカインが検出されており、
このままでは終身刑になってしまう。
ウィップは、自分がいなければ墜落していたと訴える。
 弁護士ヒューは、検査報告書は握りつぶせると言う。
 客室乗務員のマーガレットは、
ウィップが酒を飲んでいるようには見えなかったと報告する。
実際には、酔って睡眠不足だったと知っているのだが。
 中毒患者仲間のニコールは、患者の会へウィップを誘う。
患者たちは、嘘をやめない限り酒はやめられないと話し、
ウィップはいたたまれず退散する。

 ウィップは、副操縦士ケンの病室を訪ねる。
二度と歩けないと言うケンは、ウィップから酒のにおいがしたと指摘する。
 ウィップを心配するニコールは、治療を受けてほしいと言う。
ウィップは同類にするなとしつつ、このままでは終身刑だと、一緒に逃げようと誘う。
だが翌朝、ウィップはニコールが出ていったと知る。
 ヒューは公聴会は優位だと言う。機長ではなく機体が問題になるだろうと。
機内から空の酒瓶2本が見付かっているが、死亡した乗員が飲んだ事になのだろうか。
 家にマスコミが集まり、ウィップは逃げ出す。
ウィップは元妻ディアナに助けを求めるが、
彼が監視されているとわかり、追い出される。
 行く所がないウィップは、友人チャーリーの所へ。
だが、チャーリーはウィップを守れないと告げる。
この期に及んで酒を飲んでいるとは、正気とは思えないと。
 公聴会に備えてヒューが模範解答を用意。
ウィップはホテルで待機する。
冷蔵庫にはジュースしかないが、隣の部屋に酒がある事に気付いて飲んでしまう。
 翌朝、チャーリーは酒を飲んだウィップを発見。
公聴会まであと45分しかなく、ヒューもお手上げだ。
そこへ友人ハーリンがかけつけ、麻薬を使って何とか正気に戻す。

 公聴会が行われる。
運輸安全委員会のエレンは、フライトレコーダーと再現映像を確認。
ウィップが背面飛行で民家を避け、空き地に不時着させたと説明。
墜落の原因は部品の摩耗で、それによって安定飛行が出来なくなったとする。
ウィップのアルコール接種については否定する証言があり、
機内の空き瓶は乗員トリーナのものとされる。
 だがウィップは、トリーナが少年を助けたと言う。
酒を飲んだのは自分だと告白。毎日酔っており、事故当日も、今もそうだ。
アルコール依存症だからと。
 ウィップは刑務所に入る。
一生嘘をついてきて、それ以上嘘はつけなくなった。
13か月経過したが、さらに数年いる事になるだろう。
 ウィップを許す人も、許さない人もいた。
元妻子は助けようとし、おかげでウィップは酒を絶てた。
刑務所に入って、生まれて初めて自由になったと感じるのだった。

 と言うわけで、飛行機事故を起こしたデンゼル機長の話。
宣伝では、旅客機が背面飛行するシーンを見せたので、
航空サスペンスとかを連想したが、さにあらず。
飛行機事故は序盤にあり、機体に異常があったと判明。
さらにデンゼルの操縦は天才的で、被害が最小限だったのは、彼のおかげとわかる。
ただ1点の問題がなければ、彼は英雄と言われるべき人物なのだ。
その問題とは。。彼はアルコール依存症だった。
この映画は依存症の人の話で、たまたま主人公が事故機の機長だっただけなのだ。
彼の依存症は周囲の知る所だったが、
それが公聴会で明らかになれば、英雄どころか、終身刑にもなりかねない。
幸い、同僚らが不利な証言をする事もなかったが、
それでもデンゼルはアルコールをやめられず。。。と言う展開。
アルコールに関するウソには年季が入ってると豪語するデンゼルだったが、
最後の最後に、やさしさ故の行動をとる。
人間誰でも弱い面はあるもので、
それを隠して立派な人のフリをして成功する人もいるけど、
弱さを認めた時に、初めてその人の器が大きく感じられるって話かな。
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2014/01/23 「恐怖と欲望」

2014-01-23 00:00:00 | 日記
恐怖と欲望(1953年米)

コービー中尉
マック軍曹 部下
シドニー 部下

敵の将軍

 飛行機が墜落し、敵地に迷いこんだコービー中尉ら4人。
彼らは川を下って自軍に戻る事を考える。
途中、水浴びする女を捕らえるが、
シドニーが強引に迫り、逃げ出したため射殺してしまう。
マック軍曹の提案で、敵基地を襲撃。
コービーらは将軍を射殺し、奪った飛行機で自軍基地に帰還する。
一方、負傷したマックはいかだで流され、逃亡していたシドニーと合流。
マックを救出に向かうコービーは、
皆が自分の領域を離れすぎて、おかしくなったと感じる。
いかだが到着するが、マックは死亡。シドニーはすべては幻覚だと言うのだった。

 と言うわけで、キューブリックの封印されていた初期作品。
封印した理由が、アマチュアの作品だからとの事。
某国との戦争中に、敵地に墜落した4人の兵士。
彼らは絶体絶命の状況に耐えかね、
無謀な作戦に出る。。。と言う事なんだけど、低予算の悲しさか、戦闘シーンはない。
飛行機を奪って脱出するのだが、飛行機が飛ぶシーンもなく、
次の場面では味方の基地で休憩してたりする。
たぶんフルメタルジャケット的なものを作りたかったんじゃないかなんて想像するが、
出来栄えは確かに学芸会みたい。
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2014/01/22 「ドリームハウス」

2014-01-22 00:00:00 | 日記
「ドリームハウス」

ウイル・エイテンテン (ダニエル・クレイグ)
リビー ウイルの妻(レイチェル・ワイズ)
ディディ ウイルの娘
トリッシュ ウイルの娘
アン・パターソン 隣人(ナオミ・ワッツ)
ジャック アンの夫
クロエ 娘
施設の所長

 編集者のウイルは会社を辞め、引っ越す事に。
だが娘たちは、窓から誰かがのぞいていたと怯える。
新しい家は長らく空き家で、殺人事件があったらしい。
母親エリザベスと娘キャサリンとベアトリスが殺され、
父親ピーターは容疑者として更正施設に入れられたのだ。
施設を訪ねたウイルは、監視カメラの映像から、隣人アンが訪ねている事に気付く。
そしてピーターがウイル自身だと。
ピーターと名乗るのに耐えられなくなった彼は、
施設で呼ばれた8-10-10を名前にしたのだ。
ウイルには信じられないが、家は警察に封鎖されてしまう。
アンによると、ピーターに不利な証拠は出ず、退院したのだと言う。
ウイルは犯人を知りたいと考える。例えそれが自分自身だとしても。
家に乗り込み、妻リビーに真相を聞く事に。
アンの夫ジャックと仲間が、保険金目的でアンを襲撃するが、
家を間違えてウイルらを襲ってしまったのだ。
仲間を始末したジャックが現れ、
ウイルとアンを捕らえて家に火をつけ焼き殺そうとする。
だが、リビーの助けでジャックを倒し、ウイルとアンは脱出。
ウイルはリビーといたいと、燃える建物に飛び込むが、
いつも一緒だとリビーはウイルを行かせるのだった。
その後、ウイルの書いた小説ドリームハウスはベストセラーとなるのだった。

 と言うわけで、本作が縁で結婚したと言うダニエルとレイチェルの共演作。
ダニエル一家は家を買うが、そこでかつて殺人事件があったと知る。
いろいろ調べていくと、父親が妻子を殺したらしく、
しかもダニエル自身がその父親だと言うのだ。
死んだはずの家族は普通に出てくるから、シックスセンスものって事か?
(もはやジャンル扱い)と思ったのは割に早い段階。
なぜ誰も真相を突き止めようとしないのかと、違和感を感じさせるシーンが続く。
最後に真相は明らかになるが、家族を守ってるつもりのダニエルが、
実は家族に守られていたと言う事らしく、ちょっと悲しい結末かな。
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2014/01/21 「最‘狂’絶叫計画」

2014-01-21 00:00:00 | 日記

 何とか絶叫計画の第3弾。第4弾を先に見たので埋めました。
見たら7日後に死ぬと言うビデオを見てしまった主人公のドタバタぶりを描くけど、
話の流れは割にまとも。
ザッカー作品の常連チャーリー・シーンやレスリー・ニールセンも登場。
シーンの死んだ妻役で
デニス・リチャーズが出てるのが面白い(当時はまだ夫婦だった)。
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2014/01/20 「沈黙の傭兵」

2014-01-20 00:00:00 | 日記
沈黙の傭兵(2006年米)

ジョン・シーガー 傭兵(スティーブン・セガール)
ドレシャム CIA(デスレース2の主役)
チャペル 傭兵の手配師
ジョーンズ 傭兵仲間
マキシーン 仲間。女性記者に扮する
クルーガー 傭兵。チャペルの手下
カマル・ダサン 武器商人の息子

 シーガーら傭兵部隊はCIAの作戦に参加するが、
それは囮作戦で仲間のジョーンズが死ぬ。
シーガーは怒るが、手配師チャペルはジョーンズの家族を人質に新たな作戦を強要。
南アの刑務所にいる武器商人の息子を脱走させろと言うのだ。
一方CIAのドリシャムは、チャペルとは手を切るが、シーガーの動きを警戒。
マキシーンにシーガーを探らせる。
シーガーが銀行を狙っていると知り警戒するが、真の狙いは刑務所だったと知り急行。
チャペルの手下クルーガーは刑務所を襲撃するが、
シーガーは現れず、武器商人の息子は既に移送されていた。
シーガーの仲間だったマキシーンは偽情報を知らせており、
狙いはやはり銀行だったのだ。
シーガーはいただいた金の一部をドリシャムに送金。
ドリシャムは一味と思われ、逮捕される。
シーガーらはチャペルの屋敷を襲撃。
ジョーンズの家族を救出し、チャペルを車ごと爆殺する。

 と言うわけで、セガールの沈黙シリーズ制覇への果てしなき道。
今回のセガールは傭兵で、CIAと仲介人に利用された作戦で、旧友が死んでしまう。
仲介人はCIAとは手を切ったようだが、
旧友の家族を人質にとり、新たな作戦に協力しろとセガールに要求。
南アフリカの刑務所にいる武器商人の息子を連れ出す作戦なのだが、
セガールはまともに遂行する気がない。
作戦に便乗して銀行から金を盗み出して、CIAの男を陥れたり仲介人を始末したり。
妙にひねって話をわかりにくくするのはセガール映画ならではなんだけど、
今回は作品のベクトルがどこ向いてるかよくわからず、見ていても盛り上がらず。
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2014/01/19 「ハード・ソルジャー 炎の奪還」

2014-01-19 00:00:00 | 日記
ハード・ソルジャー 炎の奪還(2012年米)

サムソン・ゴール 元外人部隊(ジャン・クロード・バン・ダム)
セルフィン サムソンの息子。大使館員
フェイデン 格闘家
モニカ フェイデンの妻
ベッキー フェイデンの娘

 元外人部隊のサムソンは、雇われて人身売買組織から少年を救出。
だが、そのために他の子供たちが犠牲になったと、警察に目をつけられる。
格闘家フェイデン一家は某国に到着するが、娘ベッキーが姿を消す。
フェイデンは情報提供に懸賞金を出すが成果は出ない。そこでサムソンに捜索を依頼。
最初は断るサムソンだが、大使館員である息子セルフィンに説得され、受ける事に。
サムソンは一味の屋敷を襲撃するが、
少女の焼死体が見つかり、DNA鑑定でベッキーと判明。
やりすぎた為と責められ、サムソンもショックを受けるが、
ブレスレットが左右変わっている事に気付く。
一味は身代わりの死体を用意し、DNA鑑定の結果を操作したのだ。
サムソンは医師を脅して、一味の居場所を聞き出して急行。
一方、監視の目を盗んだベッキーは、ひそかに両親の携帯に連絡。
フェイデンはベッキーが旧ソ連の刑務所にいると知り、乗り込む事に。
それは両親をおびき出そうとする一味の罠だったが、サムソンと合流。
サムソンは一味を倒し、ベッキーら捕われていた少女を救出する。
フェイデン一家は無事帰国し、サムソンは見つけ出した黒幕の男を射殺するのだった。

 と言うわけで、バンダムが人身売買のため誘拐された米人少女を救出する話。
96時間を思わせるが、かの作品の主人公が、
娘の両親と救出のプロ(バンダム)に分散した感じ。
その分、バンダムの活躍はもう一つと言う印象を否めない。
とは言え、近年のバンダム出演作を考えると、かなりちゃんとした映画と言える。
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2014/01/18 「クラウド アトラス」

2014-01-18 00:00:00 | 日記

 トム・ハンクスやハル・ベリーらが出演する映画。
ノーガードで臨むと、かなり過酷な作品と言える。
物語は、18世紀から未来まで、6つの時代を描いているのだが、
1つの時代のエピソードに時間をとって描写せす、細切れにエピソードが行き来する。
しかもトムやベリーと言う有名俳優が、1人6役とかで、エピソードによっては主役、
別のエピソードでは脇役(物語にからまない場合も)をやるのも混乱を招く。
これですんなり頭に入る訳ないじゃんと言う作りだ。
そこを頑張って見続けると、後半にようやく構成が見えてくる。
1つずつのエピソードが、実はあまり複雑な話でない事に気づくが、
ならどうして、こういう作りにしちゃったのと思う始末。
実は各エピソードが、後の時代のエピソードに影響してるみたいなんだけど、
そこもわかりにくい。
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2014/01/17 「沈黙の脱獄」

2014-01-17 00:00:00 | 日記
「沈黙の脱獄」

ハーラン 義賊(スティーブン・セガール)
ジェイダ ハーランの恋人。予知能力を持つ
マックス・スティーブンス ハーランに仕事を依頼
ブルーノ マックスの一味
アイス ハーランの囚人仲間
ノウルズ捜査官 麻薬取締局
サンダース ノウルズの上司

 ハーランは麻薬組織から金を奪い、人助けに使っていたが、潮時と考える。
マックスに依頼され、現金輸送車を運転するが、
何者かの襲撃を受け、輸送車が奪われる。
一味として逮捕されたハーランは終身刑に。
彼が金の在処を知っていると考えた一味に襲撃されるが、
返り討ちにし、囚人仲間のアイスと脱走する。
マックスが生きていると考えたハーランは、アイスと共に捜索。
上司サンダースが一味に通じていると気付いたノウルズ刑事も協力する。
ハーランはマックスの屋敷を襲撃し、退散するヘリごと爆破。
さらにサンダースらを倒し、いただいた金は病院に寄付。
ノウルズは彼らを見逃す事にする。

 と言うわけで、まだあったセガールの未見作品。
脱獄なんてタイトルだけど、
セガールが刑務所にいたのは、1/4くらい(それも前半)。
彼は義賊を気取っていたが、引退を決意し、現金輸送の仕事を受ける。
ところが現金を奪おうとする一味に巻き込まれて、犯人として逮捕されてしまう。
一味はセガールが隠したらしき金を奪おうとするが、軽く脱獄して仕返しする展開。
恋人が予知夢を見るとか、囚人仲間と簡単に意気投合するとか、
死んだはずの依頼人が生きてるらしいとか、
セガール作品らしい微妙な設定があちこちに。
だが、なぜか本作ではあまりひねらず、
おかげで珍妙な出来にならず、セガール作品としてはまともな感じ。
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