「キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱」(2019年英)
マリ・キューリー夫人の人生を描いた作品。
夫人役はごひいきのロザムンド・パイク。
マリは研究者だが、女性の研究者は評価されない時代で、
彼女はその扱いに反発していた。
ピエールはマリの研究を評価しており、共同研究と言う形で研究室を使わせる。
あくまで研究上の関係だったはずが、結婚に発展。
夫婦の発見はノーベル賞ものなんだけど、夫だけの成果とされたり
ピエールの死後、妻帯者である助手と恋仲になり、
今風のスキャンダルになったりと波乱万丈。
後半は、原水爆や原発事故などの将来の事件事故シーンが挿入され
タイムトラベルものみたいな雰囲気に。
彼女の発見が、必ずしも良い事になってなかったと言う訳だが
投げた石の波紋は制御できないと言うセリフで締められる。
数奇な運命は観ていて面白いが、付き合いづらい女性ではあるよね。