歌川国輝
東海道岡部宿猫石由来之図
化け猫伝説が日本各地に存在します。
太平の世が続き、旅行ブームが起きたことで、
化け猫は知れ渡るようになり、歌舞伎に題材にもなりました。
猫は人間に近い生き物と考えられ、人間に化けて人を襲ったり、飼い主の恨みを引き継いで報復をしたりします。
猫又と呼ばれる妖怪は、妖しく、恐ろしい化け物として舞台を盛り上げました。
特に三代目菊五郎の歌舞伎芝居
「独道中五十三駅」にて彼の化け猫に変化する歌舞伎は
ドラマティックで人気のある舞台であり、
度々浮世絵のモチーフになりました。
次回も素敵な絵葉書を紹介します。
お楽しみに!
次回は7月の予定です