矢部顕さんから以下のようなメールが届きました。岡山県の「伊勢大神楽」という国指定重要無形民俗文化財についての情報です。懐かしい日本の原風景とでも言えるものでしょうか。
「伊勢大神楽」という国指定重要無形民俗文化財
があるのはご存知でしょうか?
毎年9月16日、朝、川向うの隣の村から笛の音が聞こえてくると、やがて獅子舞の一行が橋を渡ってわが村に入って来るのが見えます。
100年もそれ以上の昔から、毎年毎年、獅子舞が来るのは9月16日と決まっているのです。
この日は、沼村のすべての家庭を1軒1軒訪ねて、それぞれの家の玄関で獅子が舞い、お祓いをしてまわり、御神札を配布していきます。
午後には、村の鎮守のお宮の境内で、総舞という芸能、舞や踊りや漫才や曲芸などを見せてくれます。
わたしが子どもの頃(高度経済成長の前)には、村中の老若男女が1年に1回の楽しみで大勢の人たちがお宮に集まりました。昔から変わらない、まさに村の原風景ともいえるものでした。
我が家にくるこの獅子舞の講社の人たちは、滋賀、和歌山、三重、大阪、岡山と、ほとんど1年中旅から旅へと歩き続け、獅子舞を各地に届けるのです。
下記をクリックすると動画を見ることが出来ます。
https://www.youtube.com/channel/UCrwvf2XYVCEZdykEIFPiPJg
伊勢大神楽講社【公式】旅する獅子
谷川雁がこだわった「村」がここにある気分になります。
矢部 顕