http://3rd.geocities.jp/enjin1515/_gl_images_/H2409kenjinohaha.JPG
『母 雪袴(ユキハカマ)黒くうがちし うなゐの子瓜(ウリ)食みくれば風澄めるよもの山はに うづまくや秋の白雲その身こそ瓜も欲(ホ)りせん 齢弱(トシワカ)き母にしあれば手すさびに紅(アカ)き萱穂(カヤホ)を つみつどへ野をよぎるなれ 宮沢賢治』~文語詩篇 百篇 手拓者:梅原祐慈氏 碑所在地:花巻市 桜地人館 ・・・解釈: 穴のあいた雪袴をはき、髪をうしろで束ねた幼な子が、瓜をかじりながら無心に歩いてきます。連れだつ母親は、きっと本当は自分も瓜を食べたいのでしょう、そのような素直な感情がそぶりに出てしまうほど、まだ子供のようなところが残る若い母親です。 しかし母は、子供のために我が身はじっとがまんして、つとめて何気なく萱穂を摘みながら、二人で肩を並べて、野を横切っていきます。(昭和7年11月「岩手女性」に発表)・・・つい長くなりました。現地訪問したい場所です。
『母 雪袴(ユキハカマ)黒くうがちし うなゐの子瓜(ウリ)食みくれば風澄めるよもの山はに うづまくや秋の白雲その身こそ瓜も欲(ホ)りせん 齢弱(トシワカ)き母にしあれば手すさびに紅(アカ)き萱穂(カヤホ)を つみつどへ野をよぎるなれ 宮沢賢治』~文語詩篇 百篇 手拓者:梅原祐慈氏 碑所在地:花巻市 桜地人館 ・・・解釈: 穴のあいた雪袴をはき、髪をうしろで束ねた幼な子が、瓜をかじりながら無心に歩いてきます。連れだつ母親は、きっと本当は自分も瓜を食べたいのでしょう、そのような素直な感情がそぶりに出てしまうほど、まだ子供のようなところが残る若い母親です。 しかし母は、子供のために我が身はじっとがまんして、つとめて何気なく萱穂を摘みながら、二人で肩を並べて、野を横切っていきます。(昭和7年11月「岩手女性」に発表)・・・つい長くなりました。現地訪問したい場所です。
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