
【12月上旬の東京散策でのメモ】
今年は 正倉院展を本命として密かに狙っていたのだが・・機会を逃し ちょいと
時期ズレとなった。
ただ 上野の博物館は滅多にはずれがないので せっかくの上京機会だからと あ
てもなく公園内をうろうろ歩き回る。
偶然うまく カタール国の王族が収集したコレクション(お宝)の特別展を観覧で
きた。100点以上の豪華なお宝には仰天したが その展示フロアでは 写真撮影は
もちろん御法度。かつメモは鉛筆のみ使用可で監視員が角々に立って厳しく目を光ら
せています。
展示品は一つ一つが実に感動的なのだが 簡潔な説明を読みながら順路に沿って進
んでいくうち・・数が多すぎて覚えきれず 次々に忘れ はて?と困ってしまった。
メモするにも 「これは間違いなく鉛筆!ですョ」という 大げさなアクションと
沈黙ジェスチャーを披露するのも・・気恥ずかしい。
(詳細は書籍コーナーで解説専門書を購入されたし?と・・忖度)
例えば 紀元前1000年(推定)!のアイベックス(山岳地帯棲息の羊)の石像(大
きさ30センチほど)など 珍しい緑色の石を使用してどんな技法かしらんと思わせる
くらいにピカピカ仕上げで ただただその品質や美しさに吃驚するのであった。
こうして・・ひたすら 密室状の静寂な部屋の中を ほぼ全館(5F)立ちっぱなし
(他の展示物含む)でコツコツ夢中に観覧し 気が付いたら 腰痛を起こしていた。
あ~~視野を広げるのも 若いうちだよ・・ということか。
蛇足:プロ風の博物マニアの御同役(赤の他人さま)もお見掛け出来てなんとなく
広い世の中の貴重種遭遇に 安堵した気分。外見勝手判断で失礼・・m(__)m
また カタール国を後でググったら 面積は岩手県の8割位なのに あんな
にたくさん財宝がぁ~?!と 不思議さ具合も増幅し 二度吃驚した。
(写真は 展示室の雰囲気だけでも持って帰ろうと 制約なしのところで
一枚拝借したもの。今年もあと残り三日になりました・・ネタ絞らねば。)
「目張りして山河枯るゝにまかせけり:前田普羅」