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求めているのはガツンとくる刺激・・である。年に一回 地域で企画される写真展
へ 厚かましくヘタクソな写真を出品して・・どこのどなたか判らないが簡潔でもコ
メントを貰うと・・しばらく反芻し反省し 後で沸々とモチベーションが噴出する。
この写真展は ネットでも応募可能だから参加者は全国から(理屈上は)出品でき
て 上級者からイマイチの人や観賞専門の人まで取り巻きも多い。その層のレンジが
広く一応○○賞はあるが 愛好者同士の人気投票的な順位付けで 多分未経験ながら
俳句の世界に例えれば 句会みたいな感じかな?と想像でき なかなかその後の刺激
の余韻もあって 面白い。
しかも 年末には年間の全作品をまとめて掲載した写真集が出される。ほぼ実費
に近い低廉な経費負担も 参加しやすい魅力の要因でもある。
問題は 作品である。これがきわめて悩ましい。自由に表現せよと云われた時の悩
ましさに近く よくあるパターンや 本人にしかわからないアバンギャルドは 注目
をほぼ集めない・・ので 自己中の人は(自分?)後遺症が二年ほど残る?かもしれ
ない。
大事な場面の瞬間をうまく切り取るチカラを養うのは 一朝一夕にいかない。昨年
の成果写真集が出来上がる時期は そのことをいつも思い知らされ・・併せ 春から
の準備に入るトキの合図なのである。
「すぐそこに来ている春や春を待つ:上村占魚」