短時間でも よく晴れて狭い庭に陽光が溢れると どこからともなく 大小の蜂が
ブンブンと行き交い 軒先の奥に消えて巣作り活動が活発化しだす。
そう云えば 庭園ブロガーが種類を分かり易く図解してくれていたのを思い出しシ
ョットガンスプレーで大き目のヤツを打ち落し シゲシゲと顔を覗いてみる。寫眞は
コガタスズメと読めたが? それでも結構獰猛な動きをしていた。
きっと ようやく この辺も春から夏へ変わりつつあるらしい。廊下の隅っこに
ほっぽり投げていたアボガドの三年ものの幹から 新芽が出始めたので じゃぶじゃ
ぶと水浴とともに 外に出して日光浴をしてやった。お待たせ~ゴメンネ~という感じ。
しばらくお天気が続いて欲しいもんだと独白していたら また空は雲に覆われてき
て雨模様へ。ラジオから 今年は長梅雨らしいですョ‥との長期予報。
なんとなく 五輪祭典も併せ考えて総合テキ見通しを試みると 限界超えにも気づけ
ず もう元の日常へ戻るのは無理ではないのか 新しい日常とは幻想ではないのか‥
と 日々空虚になりつつある 今日この頃なり。
折角造営中の蜂の巣は 非情にも踏み潰してしまう自分なのであった‥。
「蜂もどりては音もなく巣を作る:山口誓子」