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写真は盛岡市在住で俳句結社「樹氷」主宰・小原啄葉先生(T10生)の句碑「残る鴨 一羽に はるか 一羽ゐる」(中津川畔にて)震災後上梓された句集『黒い浪』(角川書店)の帯文に「東日本大震災は実に怖かった。聞いたことのない異様な音の地鳴り、どす黒い津波の襲来によって、地上の形あるものは一瞬に消え失せた。終熄の見えない原発事故の被害に、無辜(ムコ)の民は限りなく脅えている。災害の俳句はもとより難しい。言葉の力にも限りがある。しかし、あの恐怖、あの惨状を少しでも伝えおくため、あえて一書をまとめることとした。」とある。・・・「地鳴り 海鳴り 春の黒浪 猛り来る」
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