
街中の城跡公園の梅は 日当たりの良いところから次々と開花している。風はまだ少し冷たい。花の群れからポツンと一つ離れた花のピンク色は なんとも言いようがなくかわいい。
ぼんやり眺めていると…いつのまにか懐古にふけって…「好きだったんだから~」胸キュン♪ の感じの気持ちになりかけたところへ 他所のおばさんが話しかけるわけでもなく 近くで 「このあたり 梅の匂いがすごくしてきてイイねぇ~!」…と呟き…そして 去って行った。
…そうか 匂いの感覚が無くなって(花粉症で!?)視野がさらに狭くなったことに気付かされるのでした。何が正常な感覚か…一方向だけで眺めているだけでは 無くなった感覚の補足はできないかもしれない…。
「紅梅や枝枝は空奪ひあひ:鷹羽狩行」