25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

バドミントン

2019年12月15日 | スポーツ
 どのようなトレーニングをしているのか。日本のバドミントン桃田賢斗とインドネシアのギンティンとのシングルス決勝戦を観ていて、二人とも体が大きく崩されることがない。足は小刻みに動いている。重心が崩れないから余分なふらつきがないのだと思う。無駄な動きがない。やはりインナーマッスルが発達しているのだろう。
 運動神経的な才がある上で、必要な筋肉の鍛練努力、試合のかけひきの思考力を兼ね備えているのだろう。両者ともジャンプ力、背骨のバネが素晴らしい。
 インドネシアのバリ島では普段人々はゆっくりと歩く。どんな風にしたら、胸を張り、それほどゆっくりと歩けるのか、ぼくは驚いたことがある。日本での都会なら日本人は3倍くらいの速さで歩く。バリの人がキビキビと走ったり、体を動かすのを見たことがない。だからバドミントンでギンティンの動きを見ていると、目を見張ってしまう。
 インドネシア人の歩き方は素晴らしい。女性も頭の上に供え物を乗せて歩いている。小さい頃から村で踊りの練習をする。ほぼ重心移動の練習である。
 だから女性がマッサージをしても重心使い方ができるので、力の伝え方がうまく、強い力を届けられる。
 桃田とギンティンの勝負は大接戦である、ふたりとも反応力が速い。フットワークがよい。
 日本のバドミントンはインドネシアに追いつき、世界のトップクラスである。韓国から監督を招聘して以降強くなった。バドミントンをし始めた小学生や中学生が多くなったという。さもありなん。

大相撲に物申す

2019年11月16日 | スポーツ
 大相撲のことで、いつもいい忘れることがある。この前は体重規制を設けるべきだと言った。
 新聞のスポーツ欄では巡業の多さによる移動時筋肉硬直を言う力士もいるが、怪我大きな原因は体重だという意見が多いらしかった。
 今場所の怪我原因を見ていると、土俵から片足で落ちて、踏ん張ってしまうタイミングのズレから起きたのではないかと思う取り組みが3つあった。期待していた友風は一年を棒にふっている。
 土俵の高さと砂かぶりまでが80センチくらいのものだろうか。ぼくは砂かぶりの整備改革が必要だと思う。まず、砂かぶりの最前列に審判員と力士が並ぶが他の客も並んでいる。この最前列をもっと引っ込めたらよいと思う。80センチほど。これで心理的に思いきって倒れることができる。今は最前列に着物を着た目立ちがりやの女性もいて、土俵から飛んで落ちるときに力士の視界に入ってくる。このときにタイミングがズレる。
 次に力士が落ちる砂かぶりの前にはクッションマットを敷くべきだ。相撲は130キロぐらいの力士の四つ相撲が一番おもしろい。栃錦と若の花の取り組みが一番面白い。
 目標年を3段階とか5段階に決めて、2030年までに140キロまでの力士にする、130キロでもよいと思う。
 逸ノ城、碧山や臥牙丸が相撲に合っているとは思えない。

 馬鹿馬鹿しい体重競争は膝を壊すだけだ。早朝稽古をちょっとして、食って寝て体重を増やす。
 こういうものが伝統であるなら、守るべきものはなにもない。伝統も生き残れないものは無理して残すべきではない。