25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

ブロックチェーンとビットコイン

2017年01月31日 | 社会・経済・政治

 トランプ大統領が世を騒がせている。自分も奥さんも移民なのに、と思うが、どうなるものやら。情けないのは安倍首相である。メルケル首相やメリー首相やオランド大統領くらいのことは言ってもいいと思うが、「コメントする立場にない」と腰がひけ、盲従と言われてもしかたがないだろう。

 イスラム教徒がどうでてくるのか心配ではある。

 昨日、ビットコインとブロックチェーンのことを知ろうと思って本を読み始めた。野口悠紀雄が書いたものだ。彼はずっと前からビットコインを無視していなかった。ビットコインを支える技術ブロックチェーンは革命的だと彼は言う。どういうところが革命的かを読んでいるわけである。

 バリ島に会社を作っているときにはカードをバリの会社に持たせて、バリ島の銀行から引き出させていた。日本の銀行から送金するとたいへんな手数料がかかる。その手数料の他為替差もでてくる。世界にお金が循環するにはたいへん不便なものだった。

 資本主義は利潤の経済である。利子の経済と言ってもいいだろう。1971年にドルは金本位制から変動相場制となった。実はこの年から企業の努力は変動相場に左右されることになった。いわば、資本主義の終わりが始まったと言ってもいいのだろう。ブロックチェーンはそんな資本主義の終わりとどうつながっていくのか、彼の知見を知りたいのである。

 努力に努力を重ねてよい製品を作っても、為替によって輸出入が左右されるようでは、企業は心配でならないだろう。企業がお金を貯め込む気持ちもよくわかる。低金利、ゼロ金利ということは資本主義を止めたと言えるほどのこだ。さらにマイナス金利となれば、一体どうしろというのか、という話だ。

 ぼくらは老後のためにお金を貯める必要がある、企業はいざのときに蓄えるお金がいる。お金はいつ紙屑になるとも限らない。

 そんなことを念頭に置きながら、ブロックチェーンとビットコインを勉強しているところであります。


宇多田ヒカルのこと

2017年01月31日 | 音楽

 宇多田ヒカルの「ともだち」という歌がよくて、なんども聞いている。聞きながら思う。どうやって曲を作っていくのだろうか。リズムを先に決めるのか、それともリズムをともなったメロディーがふと湧き出てくるのか。歌詞はどうするのだ、と考える。いつも天才的な音楽家に対して思うことである、

 宇多田ヒカルの最新のアルバムはよく売れて、彼女はさっさとイギリスに帰ってしまった。僕らは彼女のあとを追うだけである。

 編曲はどうしてるのだろう。あのパーカッションはみんなやりながら、こんな風に、とか言って出てくるものなのだろうか。

 自分が乳児だったころの記憶はない。だが自分が母となって、記憶のない無意識の世界を自分の子を育てていると、自分の乳児期のことがわかるような気がする、と彼女はNHKの「Songs」で言っていた。母への想い、自分と関係するものたちへの想いがアルバムに込められている。

 このシンガーソングライターの作品は追いかけていくとおもしろいと感じる。淋しい声質をもった女性。が、女を捨て、芸術家になってしまったような気配もある。

 ぼくはじとりのアーティストとして見、聞き、している、それほどそそり立っている。たぶんこれは好き嫌いの問題ではないと思う。


校正の仕事

2017年01月28日 | 日記

  プロの校正をする方から僕の原稿の校正をしてもらった。同人誌に入ったので、初めてのことである。

 すると、いろいろなミスを指摘される。単純ミスを見つけてくれるだけではない、重複しているところや、わかりにくさも指摘され、さらに豊島区の図書館では一人15冊まで借りることができるという情報や「出世街道という歌詞が違っているがいいか」とか、東京の某年1月3日には雪は降りませんでしたが、いいですか、とチェックが50ヵ所ほどあった。

 会話をしているようで楽しいものだった。

 習作を重ねていくと、だんだんと小説をつくる技能も向上しつつあるように思える。

 「僕の16才」(仮題)を書き終え、「相撲取りになるど」を書き直している。三部作なのだが、一部を膨らまそうか、兄の話は割愛しようか迷っている。

 新人賞をとれればよいが、とれなければそれでもよい。書くということは自己慰安なのだ。どれほど書いても墓場までもっていくものは残るのだ。

 いずれ、私家定本にでもして残して置こうとは思っている。

 今日は土曜日。稀勢の里の横綱姿がテレビ画面に頻繁でてくる。体格のよいりっぱな力士像である、とまた思った。もう来週にはないだろう。次は三月場所となる。激しい闘いになるのだろう。


 

 


稀勢の里と白鵬

2017年01月27日 | 社会・経済・政治

 稀勢の里の横綱姿がよく似合う。どっしりとした体格だからなのだろう。綱で細く見える。一方日馬富士の場合、やけに綱が太く見える。

 麻糸を米ぬかで解きほぐし、綱作りに一門の力士がでて、「ひー、ふー、みー」と掛け声を出しながら、綱を作っていく。土俵入りの練習がおこなわれる。

 19年ぶりの日本出身の横綱だということで、ワイドショーはこのような明治神宮での横綱推挙状授与式、奉納土俵入りまでを丁寧に詳しく紹介している。深夜から見物客が明治神宮で並んで待っている。本当に待ちに待った新横綱誕生だった。

 白鵬が速く勝負を決めようと、廻しもとらず、押し込んで行った。そこを粘り腰で残って、すくい投げを打った。廻しさえとっていたら白鵬の勝ちだったろう。

 この運を、稀勢の里は「別の力が働いた」

と言った。白鵬は稀勢の里が優勝を逃し、横綱になるチャンスを失ったとき、「大関は強い。けれど、運命、宿命のようなものがまだないのでしょう」

というようなことを言った。まさに、白鵬が勢い込んで寄ったとき、稀勢の里に宿命の力が働いた。

 さて、白鵬の問題。相撲協会は早く、白鵬に特別年寄りを国籍に関係なく与えるべきだ。これほど相撲界に貢献ぢた横綱おるまい。国籍云々などと言っていたら、それこそ大相撲界も度量が問われるだろう。

 


「より速く、より遠くへ、より効率的に」という時代

2017年01月26日 | 社会・経済・政治

  ヨーロッパにおける産業革命までは人は人力と動物力だけで生活し、仕事をしていた。蒸気機関ができることでエネルギーのあり方が変わった。この産業革命以降、人間は「より速く、より遠くへ、より効率的に物を動かす」時代へと突入し、現在も未だその延長線の中にいる。AIやIotと言ってもそれは革命ではなく、産業革命の延長だとのいうことだ。「より速く、より遠くへ、より効率的に」という理念は、エネルギーにおいても化石燃料、原子力、風力、水力、地熱などを生み出し、将来的にはとりあえずシェールガスやオイル、メタンハイドレード、水素、マグネシウムなど、となっていくのだろう。

  ところが、先進諸国では、利子率の低下現象が続いている。ゼロ金利まで行われ、マイナス金利まで導入される。それでも経済成長が難しい。

 このことは何を意味するのか。作るものがめいっぱいであり、買う側ももうほとんどを持っていて買うに値するものが製品寿命による買い替えくらいのものしかないということを示している。

 産業革命による人間の働き方は、人間を選別ぢていくことになるのだろう。コンピュータができなければ就職できない、にとどまらず、コンピュータの操作はできても、それがAIなどにとって替わる、といえばわかりやすいかもしれない。

 もうこれ以上作るものがないという状況下で、利息をゼロまでにしても生産力があがるとは思えない。

 こう考えると、大きな矛盾にぶち当たる。そして、それは経済的な変革よりも精神的な、行き方的な変更を迫っているように思える。

 もしかしたら、「よりスローで、より近くで、より非効率的」な生き方なのかもしれない。働き過ぎの日本人。このく国を背負う、いまの30代、40代が老年期になる頃、報われればいいが。

 その気配は今のところない。すると、自分で生き方をさぐるしかない。

 

 


遺体ホテル

2017年01月25日 | 社会・経済・政治

 遺体は24時間経てば、火葬してもよいらしい。仏教葬式のしきたりでか、さっさと通夜、葬式を済ませて火葬場で火葬する。日がよい、悪いによって、火葬までの日数はちがうが、短いものではある。

 もちろん、さっさと済ませてしまいたいということもある。ところが、愛する我が子など、突然に死んでしまうこともある。この場合は喪失感で心の整理もできないだろう。

 遺体ホテルの登場である。火葬するまで、納得し、心の整理をするまで遺体を預かってくれ、遺体のそばにいることができる。一日で9000円ほどということだ。

 自宅に遺体を一時的に安置する場所がない家族も利用するらしい。

 普通、人が死んだあと、葬儀屋さんに頼み、寺と相談をし、通夜、葬儀、火葬、挨拶という順で済ませ、お墓に性根抜きをして、新たな名前を刻むことになる。この場合も寺が介入する。寺の許可など要らないと思うが、墓石屋さんはだいたい拒否し、寺に言って、性根抜きをしてもらわないとできない、と言う。三回忌、七回忌と死んだ人を思い起こす行事もある。

 ところが、直葬という方法もある。遺体ホテルに預かってもらって、通夜、葬式はなし、納得したら、火葬をする。散骨方法も自由である。となると、葬式仏教の残る問題は墓である。墓に名を刻むまえの儀式が残るが、そんなことは自由のような気がする。位牌も自分で頼めばよいのではないかと思う。

 遺体ホテルの登場で、葬儀のあり方が変わることだろう。自分も死は体験できない。死とは他人のもである。近親者や友人のものである。死は他人のものであるかぎり、納得したときに、火葬すればよい。このように時代の慣習も変わっていく。


オバマケア

2017年01月24日 | 社会・経済・政治

 国民年金、厚生年金、健康保険。これはありがたい保険だと思う。アメリカではやっと健康保険(オバマケア)ができた。これは高い医療費負担となるすべての人にとってとっても安心できる制度だ。アメリカ共和党はこの制度を廃止したい。しかしトランプ大統領はしたくない。だから「オバマケアの見直し」とだけ言ったのみである。プアホワイトから、健康保険を有り難がる層からの支持が多いからだ。

 日本は医療保険制度があるから、人々は、自分での健康管理を怠る傾向はあるように思う。病院に気楽に行ける。老後の仕事のようにいく人もいる。自由主義を謳う共和党は「自分のことは自分で責任とってやれよ。怠け者にやる金なんてないぜ」と言っているようである。

 しかし、人間社会には必ず社会的弱者がでる

いつ誰だってどうなるかわからないというのが人生である。ある時、事故にあう。ある時重大な病気が起こる。ある時、会社が倒産し、職を失う。

 安心して医療が受けられることに甘えていてはいけない。そうでないと医療費負担は政府だけでなく、病気が少ない若い人の医療費負担まで圧迫する。現在の70代行、80代の過度にな薬信仰をときどき冷ややかに見るときがある。それはその世代がペッと路上に痰を吐いていたのと同じような振る舞いに感じる。一人一人のマナーによって医療費削減も可能はずである。この当たり前の制度を歴代内閣は維持してきた。維持には国民側も努めねばならないと思う。

 健康保険料が上がり、仮に50年病院に行ったことがない、という人などは、文句のひとつどころか、返還してくれと、言い出しかねないと思うが日本列島人は内にはおとなしいからそんなことにはならないのだろう。

 


 

 


 


酒の肴のことなど

2017年01月23日 | 日記

 コレステロールとは一種の脂肪酸であり、細胞膜や各種ホルモン、ビタミンDの原料となるものである。最近ではHDLもLDLも人体に有用なものだとされている。

 卵の摂りすぎは体に悪いといわれたものだったが、この頃では卵を2個でも3個でもとってよいと言われる。 コレステロールは外からは5分の1しか摂取できず、あとは生体内で合成されるのだという。これは勘であるが、コレステロールの生体内合成の機能低下が問題となるのだろう。すると肝臓か、小腸かと考えるが、内蔵も健康さということなのだろう。

 昨日、近所の干物屋さんが待望のカレイを天日干しいていたので早速買った。事務所にいく道すがら、みかんを買い、からし菜漬が置いてあったので、これを買った。カレイは9匹で400円。からし菜漬は130円である。冬の時期、白菜漬に京都の唐辛子をちょっとふって食べる。これが美味しい。そろそろ蕪もでてきたので、ぼくの場合、白菜か蕪、片口イワシかカレイというのが晩酌のツマミになる。今年はカラスミをけっこうもらったので、それも加わった。夏になると大根菜やきゅうり、茄子となる。

  旬のものは酵素も豊富だと思う。日本列島人は漬物という方法で酵素を殺さず、生体の潜在酵素の役割を果たす知恵をいつの日か持った。日本列島人は酵素食品の発明で生き長らえてきたが、たんぱく質が不足していた、た。米国占領軍が肉や卵を奨励したという。それで、平均寿命が延びた一因だともいわれる。このときコレステロールも多く摂り始めたのだろう。

 二月もヤーヤ祭も過ぎると、日が明るくなってくる。昔は二月の透明感が好きだった。今は桜が過ぎたあとの若葉の時期が好きだ。あと一ヶ月もすれば春はそこまでくる。何かを始めたいものだ。

 

 

 

 


相撲はおもしろい

2017年01月22日 | 日記

  稀勢の里優勝で、今日はおめでたい。ということで、取りおいてある、ニッカ12年でも飲もうかと考えている。めったに手に入らないものは、おめでたいときにしか手がつけられない。と自分のケチ根性に自分で参っている。斎藤茂吉は自分の好きな物は子供にもおすそわけしなかった、という北杜夫の昔話を思いだした。

 東京が世界国際都市で一位。京都が二位と上位2番を独占した。まず治安の良さがあるのだろう。COOLなものも多く、西洋化とアジアの日本列島伝統的文化習慣の残りがまだ色濃くあるのだろう。東京においてでさえである。ましては京都となれば、また雰囲気は格別である。

 相撲文化も特別な妙味がある。画面にあらわれる土俵の上の屋根にも、紐の結び方ひとつでも、天皇陛下を迎えた時の行司の口上にも感じる「伝統を守り抜こうとづる意志の力」を感じる。それに相撲勝負は円上での重心の術であり、力の伝え方や抜き方、入れ方の微妙な技である。そこが面白い。15歳から角界入りして稽古を重ね、ときには失望させた、腰の高い稀勢の里は他の横綱のように休場することもなく、大関としてはまさに大関の地位をりっぱにやり遂げた。そうしてかれが横綱になることには大方人に文句はないことだろう。

 御嶽海、正代、北勝富士、遠藤、と日本人力士の台頭もあり、宇良のようびっくり仰天の技、とくに「たすき反り」には大喝采ものの力士がいよいよ幕内に入ってくる。石浦もまだまだ研究に励むだろう。白鵬はツヨスギルと思っていたが、このごろ衰えの影が見える。相撲も今日で千秋楽である。また楽しみは2ヶ月後。琴奨菊、照の富士、遠藤、大砂嵐、杤煌山、栃ノ心、妙義龍には早くから怪我を克服してほしい。下から有望な若い力士が上がってきている。

 


アメリカの憂鬱

2017年01月20日 | 社会・経済・政治

 トランプ大統領が誕生した。彼はアメリカの複雑さを体現しているに違いない。黒人、ヒスパニックの増加につれ白人の数が減っていく。その白人の危機感。富を独占するものと、そうでない貧困層。製造業の衰退、貿易の不均衡と感じる人々。教育の格差を感じる人々。もうこれ以上の移民はごめんだ、と思う人々。

  きっとアメリカは病んでいて、かつての自由、人権、平等というものが崩れかかっているのかもしれない。あるいは次の時代の産みの苦しみの最中なのかもしれない。独裁を許さないアメリカ合衆国である。この国の大きさ、寛容さは、いつの間にか、資本主義の最先端的な様相を現すようになってきた。

 イギリスは完全に移民を拒否し、経済的にEUから離脱した。ドイツが再び標的にされているように感じる。

なんだか奇妙になってきた。保護主義傾向が強まりそうである。

 アメリカは中東に関わらなくてもランプ大統領はシェールオイルで自活できる。世界も最大産油国である。強気にでようと思えばいくらでも強気になれる。

 オバマ元大統領は言葉で理想を語ったが、上下議員での民主党が過半数をとれなかったことで現実は苦労した。起伏はあるものの、理念が明確であったオバマ元大統領が示した方向にアメリカは結局は進むのではないかと思われる。それはアメリカがもはや世界の警察官ではなく、大きな政府による社会民主的な自由と平等と人権の保護なのかもしれない。

 日本は多角的、全方位外交をやってもらいたい。アメリカ追従が現実的だと言う人が多いだろうが、凛と独立していただきたい。

 

 

 

 

 

 


レールガン、ミトコンドリア賦活剤

2017年01月19日 | 社会・経済・政治

  僕は三重県の尾鷲市、紀伊半島の海の見える片隅、それでも世界遺産の名所で、静かに、楽しく、二年ぶりに新しい講習をしました。マッサージをすることの意味、なぜここを触るのか、筋肉や血管やリンパ液はどうなっていくのか。ストレッチは有効なのか。自律神経や免疫系にどう影響するのかという従来の理論に加え、関節系の可動域、毛細血管働きの、腸と脳の関係、視床下部の調整などを徹底して行い、講習期間が3日オーバしてしまいました。
 僕は専門的なセラピスト育成を今年はボチボチと小説を書きながらでもやっていこうと思っております。ただし、尾鷲に来ていただける方のみが対象です。
 さて、 電磁誘導で発射されるレールガン。イージス艦を配備しておけば、同時に10発飛んでくるミサイルでも撃ち落とすことができるようです。アメリカも日本もこの迎撃砲の開発中です。昔、種子島に鉄砲が伝来して、戦争の形を織田信長が変えたのと同じくらいの戦争の形がかわる発明だといいます。こういう兵器も進化しているのです。

 もうひとつ、オプシーボというガンの特効薬がでています。一回の注射が百万円するという高価なものです。これで劇的に治る人もいれば、残念ながら治らない人もいます。ところが一昨日の京都大学の研究発表によると、ミトコンドリア賦活剤を投与すると、オプシ-ボの効果が効かないネズミにも効果が飛躍的に上がるということでした。

 この新聞記事を読んで、ぼくらの生命誕生の5億年前、酸素と二酸化炭素の交換
を行ってエネルギーをつくるミトコンドリアを無酸素で生きる生命体に寄生させた話を思い出します。その事は、無酸素でエネルギーをつくる解糖系のエネルギーとミトコンドリア系のエネルギーを使い分けしながら生きている僕らの身体にも今でも残されています。ミトコンドリアに助けられた原初の生命体は動物の進化につながっていきました。我々はミトコンドリアのおかげで進化することができたのです。
 そして僕らの天敵であるガンをやっつける場合にもミトコンドリアに助けられるのかと思うと、不思議な因縁を感じます。ミトコンドリア賦活剤は不妊症にもよく効くといいます。さすがミトコンドリア。我らの仲間です。酸素が大好きです。ガンは酸素が大嫌いです。
 オプシーボ剤が1万円くらいになれば、ガンが退治されるのですからら、国の医療費負担も軽減されるのではないかとも考えます。

 iPS細胞の研究も進んでいます。ぼくらは80年を想定した年金制度や保険制度も考えなおさなければいけなくなるでしょう。100歳までは事故や自殺でもない限り生きる、という時代に突入しつつあるのかもしれません。

 レールガンが戦争を無力化し、寿命が120歳などという時代もくるのかもしれません。そのあいだに財政の破綻や経済の混乱はあることでしょうが、確実に科学や医学は進展しているように思います。

 


巨大な詐欺事件

2017年01月17日 | 日記

  今日も講習で、缶詰。テレビニュースでは豊洲の問題とトランプ時期大統領のことばかりですが、豊洲問題はこれまでの検査、検査方法、検査業者など怪しいような気がする。検査してから建屋を作るべきものが順番が間違っている。議会があってチェックするべきなのにできていない。元知事もどうかしている。元知事も議会も、とりまきの都職員も税金を使うこなんてなんとも思っていないようだ。

 こういうことは地方都市でもあるのだろうか。巨大な詐欺事件である。

 日本の技術なら築地を営業させながら改修するということは本気だせばできると思う。もう豊洲は風評被害があって、築地の人はよほどの安全宣言がない限り移転しないのではないか。

 蓋を開けてみたらとんでもないものが出てきて、小池知事もびっくり仰天だろう。

 共産党の大会があったようだ。僕は党名を変えた方がよいと思う。

 


波田須~アニメー凪のあすから

2017年01月15日 | 映画

 セラピストのための講習をやっていて、連続6日が終わり、今日一日が休みで、また明日から3日連続で講習再開である。なんと2年ぶりの講習ですが、この2二年間でさへ、科学や医学の変化、進歩にが著しいものがある。

 久しぶりに自分で作ったテキストを見、新しい情報と比べれてみる。すると、コレステロールのことも、悪玉も善玉もないということになり、血圧も180までは、薬も出さない、となっている。そしてその間にも、iPS細胞の臨床実験が進んでいる。腸を作り出すところまできていると、2日前に聞いた。

 講習生を日曜日観光案内した。波田須のカフェ天女座に入ると、なにやら奇妙な雰囲気で、このカフェや波田須、紀伊長島などの風景が背景となったアニメ「凪のあすから」の聖地になっているということで、そのファンの交流会が行われていたのだった。若者がみななぜかスマホに夢中になっている。そのうちカフェで会議のようなことが始まった。

 京都から、東京から、十人ほどの人が集まっている。へえ、と思い、感心しながら、僕らは日本最古の神社「花の巖」に向かったのだった。講習生のTさんはびっくりしたようだった。昨年出雲大社にいき、一週間前に伊勢神宮に参ったということだった。この「花の巖」は出雲のスサノウ、伊勢のアマテラスの母、イザナミを奉る神社である。しかも最古の神社であり、それに何かを感じたらしかった。

 やはり休日は必要だ。一日休めば、反省も、客観視も余裕をもってできる。明日に備えることができる。

 国道311号線を走りながら歴史の想像力が掻き立てられる。最終点の「花の巖」の巨岩は1400年前からそこにあった。静かに仰ぎ見るのである。なぜ神社をつくることになったのかを考えるだけでも楽しいものだ。ぼくは征服した側の霊を鎮めるためだったのではないか、などと考える。そして巨岩の頂上から花と扇をぶらさげた綱が七里ヶ浜まで張られる神事を想像する。花の時期に花で祭り、綱をもって神と結ばれるのである。

 そうやって休日が過ぎた。

 

 

 


上中下社会

2017年01月08日 | 社会・経済・政治

 120cmの子供用ワンピースとシャツのセットで24000円。これはファミリア製。イオンにいけばこの種のものが1500円から2000円で買える。もちろんデザインは違う。

 別にファミリアのものを着なくてもイオンのものでよいと言える。ナカミチにいけばもっと安いものがあるかもしれない。

 高額な塾代が払える親、塾代が出せない親。一部の金持ちの子供が高学歴を得て、ピラミッドの上層を形成する。つまり社会を牽引していくことになる。

 彼らは合法的な詐欺的行為を堂々と行う。税金詐取と呼ばれたくないから、法律を作り、堂々と天下る。一つめ、二つめと転々とし、その度に、給料とボーナスと多額の退職金をもらう。

 発展途上国では収賄、贈賄は当たり前のことで、日本もそうだった。またその額もたいしたものでもない。とことが先進国になってくると、知恵を絞って、増収賄を巧妙に合法化する。

 5分の診療で1600円。3割自己負担だから、あとの7割は国からもらう。この医療費の高額はどうやって算出されるのだろう。

 この20年の間で、一億総中流社会が上と中と下と分断が起こった。その値の幅が先のファミリアとナカミチの幅である。それでも生きていけるのだから、日本は豊かだともいえるのだろう。

 朝ドラ「べっぴんさん」の主人公は高度経済成長の波に乗り、つぎの知価社会、高度消費社会をブランドを築くことで生き残っている。孫にプレゼントするじいさん、ばあさん、ブランド志向の裕福な家の母親を相手にしていることを予想していただろうか。

 さあ、3時になった。期待の小柳が琴恵光に網打ちで負けた。

追記: 中立親方の論理的解説はすごい。

 

 


時の過ぎるのが速い

2017年01月07日 | 日記

 早くも大相撲が明日から始まる。稀勢の里は先場所三横綱を倒したのだから、今場所優勝でもしたら、横綱になってもらいたい。ところが、先場所12勝3敗だったので、優勝しても横綱になるのは難しいという。

 石浦の相撲が面白いので期待している。于良もいよいよ内幕への挑戦の場所である。

 白鵬の逆襲にも期待する。相撲協会はこれほど相撲界に貢献した横綱の特別年寄を与えたらどうだろうか。誰も文句を言う人がいるとは思わない。そういうことができないのなら初めからモンゴル力士を入れるべきではなかったのだ。

 もう初場所かと思うと、それにしても時の過ぎるのが速い。たいしたこともしていないのに、土曜日はすぐやってくる。相撲を2週間楽しむと、22日千秋楽で、すぐに2月のヤーヤ祭りの時期となる。植えた花々もじっと春が来るのを待って、耐えていることだろう。