トランプ大統領が世を騒がせている。自分も奥さんも移民なのに、と思うが、どうなるものやら。情けないのは安倍首相である。メルケル首相やメリー首相やオランド大統領くらいのことは言ってもいいと思うが、「コメントする立場にない」と腰がひけ、盲従と言われてもしかたがないだろう。
イスラム教徒がどうでてくるのか心配ではある。
昨日、ビットコインとブロックチェーンのことを知ろうと思って本を読み始めた。野口悠紀雄が書いたものだ。彼はずっと前からビットコインを無視していなかった。ビットコインを支える技術ブロックチェーンは革命的だと彼は言う。どういうところが革命的かを読んでいるわけである。
バリ島に会社を作っているときにはカードをバリの会社に持たせて、バリ島の銀行から引き出させていた。日本の銀行から送金するとたいへんな手数料がかかる。その手数料の他為替差もでてくる。世界にお金が循環するにはたいへん不便なものだった。
資本主義は利潤の経済である。利子の経済と言ってもいいだろう。1971年にドルは金本位制から変動相場制となった。実はこの年から企業の努力は変動相場に左右されることになった。いわば、資本主義の終わりが始まったと言ってもいいのだろう。ブロックチェーンはそんな資本主義の終わりとどうつながっていくのか、彼の知見を知りたいのである。
努力に努力を重ねてよい製品を作っても、為替によって輸出入が左右されるようでは、企業は心配でならないだろう。企業がお金を貯め込む気持ちもよくわかる。低金利、ゼロ金利ということは資本主義を止めたと言えるほどのこだ。さらにマイナス金利となれば、一体どうしろというのか、という話だ。
ぼくらは老後のためにお金を貯める必要がある、企業はいざのときに蓄えるお金がいる。お金はいつ紙屑になるとも限らない。
そんなことを念頭に置きながら、ブロックチェーンとビットコインを勉強しているところであります。