25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

初釣り

2020年01月03日 | 日記
 息子たち一家が2日の午後1時31分の特急南紀で帰りし、娘一家は12時42分の下り南紀で到着した。わずか30分ほどの重なりがあって、午後2時には前の大好きな堤防で娘の夫である婿殿とハゼ釣りをした。彼は夏の川でハゼ釣りをしてすっかり気に入って、今度は大きなハゼを期待していた。じっと手に伝わるアタリを待つ。

 釣り餌店で、「そこの堤防やけど、ハゼ、まだおるかいな」 
 店主は、「まだ水温高いみたいやでおるんとちゃう」
「これから干潮やな」
「そうやな。ほやけど上から下ってくるのもおるやろし」
と話をしながら、ゴカイとかハリを買い、二人でいざ大物ハゼ狙いへ。
 せっかく釣りに興味をもち始めたのだから、喜んでもらいたい。
 ハゼの姿はまったく見えない。アタリで釣るしかない。プルルンときたら竿を上げる。これが婿殿には初めてである。夏の川では目視で釣っていた。潮が動いている。一匹め、小指ほどのハゼを彼は釣った。いる、という印である。婿殿は2引目はちょうど天ぷらによいサイズを釣った。ぼくはさらにひとまわり大きいサイズを釣り、これはいけるぞ、と興奮気味になった。あっという間に2時間半。釣りは竿先をみているだけで気持ちが集中するものである。その気分がわかるらしい。
「これは今日は天ぷらにしよう」と家に持ち帰ってかぞえたら21匹いた。
 一月のハゼは食べたことはないので、さてどんなものか。捌き方を婿殿に教え、
天ぷらの準備万端にしておいた。
 
 「うーん、旨い。これは旨いですね。」
「そうやろ、天ぷらでは、ハゼ、コチ、キスの順で美味しい」
「上品な味ですね。ハゼの天ぷらなど出す店あります?」
「店主が釣りに行ったときは尾鷲で出るときがあるよ」

今日はは曽根へ行き、カサゴ、ハタ釣りである。満潮時を見計らって行った。釣れた順に言えば、フグ、ネンブツダイ、カサゴ、笹ベラ、カサゴ。前方の筏の客が「潮はうごかんのう」と言っているのが聞こえた。そう言えば今日は長潮。婿殿はフグのみ。それでも楽しそうだった。向かいに見える町はイタリアの島のようだ。12時を過ぎたら風が出てきた。それで竿を納めた。
 一家は午後から熊野古道馬越峠を歩き、そのあと古道センターで凧上げをして、「夢古道の湯」に入るのだそうだ。元気あるー。ぼくは釣りだけでもうバテている。
 
 




 





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