25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

未来の先食い

2016年11月30日 | 社会・経済・政治

 日本の借金は1000兆円を越えていることはこのブログでもなんども書いた。医療費負担が毎年1兆円ずつ増えていくことも書いた。

 この状態で、来年度の国の一般会計予算は97兆円だという。税収は55兆円~60兆円の間を予想しているらしいから、残りはまた借金だということになる。

 このことはさておき、気がかりなのは、インフラの老朽化である。公共投資をしてきた道路やトンネル、橋や崖などがぼくには心配である。博多での道路陥没は幸いにも死傷者はでなかったが、東海地方の道路で、下水道を原因とした道路陥没が1年で1000件を越えていた。戦後の復興を支えてきたインフラの寿命がそろそろ近づいてきたのだろう。

 これからはこれらのインフラの維持管理にも用意周到な予算がいることだろう。高速増殖炉もんじゅを捨ててぢまった政府は、また新しい高速炉を作ろうとしている。よくお金があるものだどうなっているのだろう、と思う。原発事故の賠償金だけでも20兆円。除染に10兆円かかるという。それでも政府は道路を作り続け、原発再稼働を推し進める。

 5000億円あれば大学まで完全無償化できるという。人間の教育にお金をかけるというのは、大変に必要なことだ。大きな時代の変わり目だからである。細かい専門化がこれからの時代のキーワードである。IT.語学力の一般化も必要思える。

 未来を先食いされた、僕の孫あたりの世代は、一体どうなるのだろう。現在の30代でさえ、どうなるのだろうと思っているのに。政治家というのは目先のことか、人真似かしかできないのか。未来の先食いを今止められないのか、と思う。小池百合子の登場で、オリンピック費用も相当数削減され、IOCからも2兆円でも多すぎるという言質をとった。公開会議はこのように情報を国民にきちんと伝えたというだけでも小池の考え方が正しい。時事通信の田崎某などは小池批判ばかりしているが、お前は何様だ。政治ネタで喰うよりも、政治の舞台に立候補してみろ。できもしないくせに。


変化していく社会

2016年11月29日 | 社会・経済・政治

 木瓜の花をもらったので、しばらく1日に2回、水やりをしている。

 いずれはそんなこともタイマーとセンサーをセットしておけば、自動的に水がでてくるようになるのかもしれない。AI とloTは著しく発展進化している。それはおおくの職を奪うことになるぉとだろう。識者にはそれに伴って新しい仕事がうまれる、というが果たして、どうなることだろう。肉体的にきつい労働は外国人やらせてきた先進国の有り様をみると、それは自国の人々がその種の仕事を嫌がったためであった。AIやloTでは、今度はホワイトカラーの中間的労働職が奪われそうである。税理士や公認会計士のような仕事やアシスタント業務は激減づるだろうし、弁護士仕事もほぼ、自分でできることになるだろう。

 撃ってきたミサイルを海にドボンと落としてしまうことぐらいは、本気になってやれば日本人は開発できるのではないか。

 現在、第四次産業革命が始まったばかりである。そのおかげで、癌との闘いも、糖尿病との闘いもちかいうちに治りそうである。健康管理には埋め込みチップの開発が進んでいる。おそらく、あと5年も生き延びれば、100歳や120歳まで生きてしまう時代がやってくるのだろう。すると、国家の年金体制や医療保険体制、介護体制も変わらざるを得ないし、個人のあり方も変わらzるを得ないだろう。

 問題は仕事がますます専門化していくことである。専門化に対応していく人間と対応できない人間の差が激しくなっていくことである。

 いまでさえ、パソコンでプログラミングができるものと、たんなる操作ができるもの、全く扱えないというひといるこを思えば事態はわかりやすい。

 

 


相撲も終わって

2016年11月27日 | 日記

 ロシアからのハッキングではないかと、アメリカのいくつかのラストベルトの州が再集計をするとニュースで報じられる。朝まで生テレビでは、小林よしのりをのぞいて、日米同盟前提が当然のようである。このタイミングで小林よしのりと同意見とは、驚いてしまうのであるが、この点では同意見なのだからしかたがない。中国や北朝鮮が攻めてくるとも思えないが、尖閣のことなどは領土の問題なのだから、外交で解決すればいいのだとおもう。やったらやるぜ、くらいのもんだ。尖閣を死守するというのもあまりよくわからないことではある。死守おために、日中の隊員が犠牲になるというの変な話だ。

 などと思いながら、いよいよ大相撲も千秋楽か、あっけなく鶴竜が優勝となってしまったが、十両は今日は大いに盛り上がっている。

 今場所は石浦、宇良、正代、遠藤、御嶽海がどんな取り口をするのか注目していた。すると、十両では小柳が、幕内では玉鷲の相撲があり、一段とおもしろくなった。博多女性の和服でも目を楽しませてもらい、それも終わりかと思うと、明日からどうしようかくらい思う。

 桑田佳祐が「昭和の歌」をSongs で歌った。その中の最後で自作の「悪戯されて」を歌った。昭和ロマン歌謡のオマージュである。本人たちがたのしくいたずらしているようである。そして、曲はあくまでも桑田節である。これを覚え、竹内まりやの「返信」と「人生の扉」

を覚えた。現在美空ひばりの「裏窓」という歌をおぼえている。自分にとっての懐メロを歌うということにやや抵抗感があって、知らない曲や新曲の方に興味がいってしまう。

 相撲も終わって、小説の方もかいたら少し寝かしておくことが必要で、あたまの中ではなんだかやと、あそこは要らないか、あどこは何か不足いているとか、グツグツ鍋で煮るように小説を煮ている。相撲も終わったことだし、あしたから、また、パソコンの前に座るか

とギアを変えないといけない。緩み切っている。

 

 

 

 


べっぴんさん

2016年11月25日 | 映画

 朝ドラの「べっぴんさん」も毎日楽しみに見ている。戦争が終わってから1年、2年ほどのところが長く続いている。戦後の闇市の世界が描かれ、生きていくために自分たちのできることに必死になる主人公やその仲間たち。姉の苦悩、頑張りぬくその夫。帰還が遅くなり、世の変わり様に苦悶する主人公の夫。

 坂東営業部をレナウンからレナウンダーバンと事業を拡大していく親たちがいる一方で主人公たちは子供服に特化したブランド「ファミリア」をつくりあげていくのだろう。子供服のファミリア製品は今も高級ブランドでデパートなどで売っている。しかしながら今の時代ではお金持ちでないとなかなか手がだしにくいものだろう。子供の成長は早い。二年と着れない服をファミリアのものだけというわけにはいかない。入園式な七五三など特別な日のためにおじいさんやおばあさんがランドセル同様プレゼントするのかもしれない。

 「ととねえちゃん」は「暮らしの手帳」、「まっさん」はニッカウィスキー。この頃、事業成功物語が朝ドラで続く。「山崎蒸留所」も「余市蒸留所」も見学予約でいっぱいである。そしてどちらのウイスキーもなかなか手に入りにくい。スーパーへ行って、ぱっと買えない。品切れなのである。

 サントリーはスコットランドの蒸留所を買収もいくつも買収した。ニッカのアサヒもジャックダニエルなどを買収している。日本勢はウイスキー産業の今や中核になっている。

 まだデフレの傾向になっている。円安で輸出企業は為替差で儲けるが、その分給料に反映しない。設備投資も微弱である。一般消費者は不安な将来のために節約志向となっている。ダーバンもファミリアも今は苦しいのかもしれない。デパートの様子で日本の消費傾向がわかる。

「べっぴんさん」はどの時代まで描くのだろうか。バブルまでか、バブル崩壊までか。そんなことも楽しみである。

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明日のある時代、明日のない時代

2016年11月23日 | 社会・経済・政治

 戦争が終わってからの数年は明日がわからないという時代があり、確かに、今日よりは明日はよくなる、と自然に思っている時代があった。土地を買えば上がり、今日金がなくても深刻に考える必要もなかった。現在はと言えば、土地や家を買っても維持管理、相続、取り壊しが目に浮かび、長く生きるようになった超老後というものをいやがおうでも考えなければならなくなった。つまり「明日がわからない」という質こそ違え、切迫はしていないが、ゆっくりと不安感が国民の間を漂っているように見える。

 高級車、高級時計。そんなものを買い求める人も少なくなった。車も中古車で上等であるという時代である。中古車販売業や古本販売業はリサイクルというよりは時間軸で言う、「共有」という発想から来ている。この時間軸共有も、空間的共有もシェアハウス、シェアカー、シェアバイク、シェア労働にまで及ぼうとしている。

 話は違うが、常識は実は常識ではなく、法律に規制によって縛られているから、常識だと思っている人も多いだろう。何を言いたいかと言えば、バスの運行である。料金をとってバス業をするには認可がいる。タクシー業をするにも認可がいる。バスには停留所があるという常識がある。タクシーは同時に乗ったものを客とする常識がある。

 タクシーは別の同じ方向にいく人を乗せていいはずだし、バスは大型、中型でもなく、ミニバスでもいいはずである。そして尾鷲の至るところをどこでも乗れて、どこでも降りれるようにすればいいはずである。それができない。ミニバスが20台ほど次から次へと走れば、実に便利のよい尾鷲社会ができることだろう。限界集落に住む人々は旧尾鷲町内に集まってくればよい。すでに熊野市の須野は十年も前から人口が二、三人となっている。多くの人はより便利な町に越して行ったのだ。そうなる尾鷲の浦村がある。今後十年の人口割合を勘定すればすぐにわかる話だ。

 人がいなくなった浦村は都市計画を導入し、大学生の分散型合宿場や、ミニシリコンバレーのように自宅でも都会の本社や支社、世界とやりとりができる住宅地域にしてもよい。小学校もこの小さな町ではひとつでよい。中学校も一つでよい。あまった学校は住居にすればよいと思う。

 今の尾鷲は「明日があるさ」という時代を通り過ぎてしまっている。商売に明日はなく、看護や介護にも明日はない。買い物の楽しみさえ、他所へいく。

 市長からも議員からも改革の主張がでてこない。出て来ないならば市民から聴取する方法だってあるはずだが、相変わらず、従来式の姿勢報告会や議員懇談会とやらと毎度同じ顔触れの人がでてきて批判と反対と聞くだけみたいなものでしかない。賞金付きアイデア募集でもやってみたらどうだろうか。

 


AI や Iot

2016年11月23日 | 社会・経済・政治

 イギリスで始まり、ヨーロッパに広がった蒸気機関の発明による産業革命は機械化の革命だった。続いて電気の発明が起こった。産業革命の勢いは止まらず、コンピュータ、インターネット、モバイルのIT革命が起こった。そしてすでに現代である。

 スクラム・ジャパンが立ち上がった。遺伝子変異した癌細胞の遺伝子を突き止め、そのたんぱく質だけを阻害する薬が開発され、臨床されている。変異した遺伝子を特定することが困難であるが、どんどんとそれが発見されている。変異した遺伝子を見つけ出し、それに対応する薬を作るのに、膨大な論文データが要る。その論文を読むには一人の医師では一日に1つ2つが限界であり、これまで見つけ出すのが至難のことだった。IBMが何万もの論文を読んでしまい、データ化する技術を開発した。まだ不明の癌遺伝子の3割がこれによって明らかになった。すでに7割近くまで解析されていたから残り3割のうちの3割が解析に成功したのである。アメリカが先行してプレシジョン・メディシンをリードしている。日本もスクラム・ジャパンが立ち上がった。癌治療や臨床治験はこれによって大きく変わることになる。効くかどうかわからない抗癌剤への医療費負担も少なくなる。

 これまでは臓器別の治療を縦割りで行っていたのが遺伝子レベルで行うものだから、癌変異遺伝子さえ特定できれば、甲状腺癌ように使っていたものが肺癌にも利用できるという風に横断的になるのである。

 こういうことを可能にしたのは人工知能(AI)である。分子生物学、化学、医学、ありとあらゆる研究がビッグデータとして利用される。インターネットに続く、大変革の時代を我々は生きているのである。これを「第四次産業革命」と呼ぶ人もいる。

 AIやIot(ありとあらゆるモノがインターネットに接続する世界のこと)労働や社会環境を一変させていく流れがある。将棋対決もその流れであり、物流で物を追跡していくのもその流れである。センサーとパソコンやスマホが連結していくのもその流れである。

 僕の孫の時代にはほぼ完成形となっているのだろう。

 人間とは不思議なものだ。コンピュータの出現によって人間の労働は少なくなると思っていたら、逆に、これでもか、というくらい労働時間が増えた。紙は減るのかと思ったら、大量に紙を使い続けている。便利になった分をまた仕事で埋めようとする。人間の欲望や、エロスと、悲しみや憎しみ、喜びや落胆、怒りややるせなさというような心情は古来から変わることはない。日本人にはそこに無常感や空虚感がつきまとう。紅葉を追うのも、桜で儚げを感じるのもAIやIotではどうしようもない。

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世界はどうなっていくのか

2016年11月22日 | 社会・経済・政治

  日本はそもそもが外国人に対して排外主義であり、場当たり的に外国人労働者を入れては返すということをやっている。だからヨーロッパに押し寄せる難民についてはピンと来ないのかもしれない。安い労働力を必要としたから、移住にも寛容であったが、その数が多くなってきて元からいた若者たちが職を奪われると、排外的な気分が出てくる。

 イラク、シリアの難民はそれぞれの国内の混乱によって起こっているのだから、混乱が収まり、安定した政権ができたら、祖国に戻すという臨時措置をとることも可能ではないだろうか。

 この難民の動きがイスラム原理主義とも絡み、排外主義傾向が強まっている。イギリス、アメリカ、そして来年選挙のあるオーストリア、フランス、ドイツ、オランダなど、右派勢力が勢いを増している。右派とは何なのかと言えば、ヨーロッパでの場合、EU反対、自国経済優先、移住労働者の禁止または、抑制である。日本の場合の右派とは違っている。

 世界の動きはどうなっていくのか。中国とインドを中心としたアジアに経済の中心が移っていくように思える。なにせ、インドで12.52億人、中国で13.7億である。アメリカで3.165億人だから桁が違う。膨大な消費人口を抱える両国はまだまだ経済成長ができる能力がある。特に使えない砂漠の開拓を本気だしてやれば、さらに潜在能力は高まる。金融はこのような不毛の土地と言われたところへに投資に向かうかもしれない。きっとそうなるだろうと僕は密かに思っている。内モンゴルに行ったとき、強く思ったのだった。

 あちこちで紛争が起きそうな気もする。アメリカを中心とした世界をトランプ次期大統領は再び築こうとしているように見える。一見保護主義的なことを述べ、「偉大なアメリカをもう一度」と言っているが、アメリカだけが栄えることを意味して言っているようには思えない。強いアメリカを取り戻し、再び世界的にも強いアメリカを作り出したいという気持ちを持っているように思えてならない。日本や韓国での核武装容認などもその気持ちの延長上にあるように思える。日本は早く従属国家を脱して、理念を掲げ、自立しなければ、いつでも戦争に巻き込まれる可能性が高い。まだ大統領にもなってないトランプに急いで尾っぽを振りにいく安倍首相を僕はみっともないと思う。人事に陣容がわかってくるまで様子見をしていてもいいのだと思う。すでにトランプの登場で、ロシアが態度を変え、トランプの様子見をしている。北方領土の二島でも先に還ってくるのかと思ったら、そこまで日本に経済的にすり寄ることもない、とプーチンが思ったのかもしれない。仲の良い、相性のよい安倍ープーチンということだったが、国民の意思を担う外交というのは相当に難しいものなのだろう。

 アメリカが中国と仲良くしていくのか。アメリカとロシア、インドで中国を牽制し包囲網を作るのか、各国と協調していくのか、テロが起こればどうするのか、来年の一年でその動向が見えることだろう。

 株価はトランプ期待で上昇している。円安も続いている。しかし一方で、デフレが再び始まっている。地方の過疎化は進む。収入の格差が広がる。借金生活はなおも続く。女性も老人も働かざるを得ない社会になっている。そこには穏やかな、慎ましい社会像というものがない。

 

 

 


相撲と白菜

2016年11月21日 | 日記

  大相撲九州場所。タジマのママさんは洋装で髪型も変え、黒縁のメガネをかけていたのに驚き。洋服だと肌が透けるように白かった。へえ、と思いながら、取り組みが終わったあとバックに出てくるので、それも楽しみで、今日はどの席にいるのか、と探すのも楽しみのひとつである。

 どうも鶴竜の調子がよい。流れで取る横綱であるが、今場所は安定感がある。一方豪栄道は玉鷲に負けてから、相撲が優勝前のドタバタ大関のようになってしまった。

 十両がおもしろいので、相撲を見る時間が早くなった。小柳、宇良、大砂嵐の復活。逸ノ城も20キロ減量で体も動かしやすくなったようだ。照の富士は膝がまだ悪そうだが、我慢して、連勝を続けている。琴奨菊はそろそろ引退時期か。同期の豊ノ島は怪我で幕下まで下がり相撲をとっている。幕下になってまで取り続けるというのはどういうことだろう。すでに年寄り株をもてる条件は整っているはずである。こういう事情も知りたくなってくる。

 だんだんと、正代や遠藤、御嶽海などの若い日本人力士が台頭している。一方で、荒鷲や千代翔獎馬、貴ノ岩などのモンゴル勢も出てきている。石浦が勝ち越し、宇良や小柳が幕内に入ってきたときには新しい相撲の時代に入っているかもしれない。立ちはだかるのは三人の横綱であり、大きな存在は白鵬である。その白鵬を遠藤が速攻の相撲で倒した。白鵬はなにもできなかった。なにもできなかった白鵬を見るのは初めてである。

 五時くらいから熱燗をゆっくり飲み始める。この頃、白菜の漬物に京都の唐辛子を振って、食べる。これが美味しいので、えたれいわしがでてくる頃まで食べるのではないかと思う。大根の菜っ葉がでてきたら、白菜と交互になるかもしれない。えたれいわしの時期が終わると、カレイとなる。僕の酒の肴である。相撲を見ながらというのが自分にとってはおつなものなのだ。


100円ショップ

2016年11月20日 | 社会・経済・政治

 100円ショップを重宝している。この時期風呂にはいったあと、髪を乾かすのに、ドライヤーを使うのを忘れる時がある。そこで、タオルよりも吸収が速く、しかも片手で拭けるという手袋型のものがある。これにドライヤーを使えば、5倍は速く乾くことだろうと思う。

 網戸の掃除をしようと思い、重曹と人工繊維のボディタオルをそれぞれ100円ショップで買った。重曹を大さじ一杯、300mlの水でとき、タオルにつけて網戸を拭くと、一拭きで網戸の汚れが落ちる。油がついているのもおかまいなく汚れがとれる。

 また、酸素をいれると酸化したり、湿ったりするのは、密封する道具がある。これも重宝している。

 最後に、この頃これはよいな、と思っているのは、卵とき器である。これは白身を切ってくれるので、卵ご飯も、玉子焼もずいぶん美味しくなる。

 あなどれぬ100円ショップ。

  衣類や飲食店は再び、値下げ競争になってきている。庶民の節約志向は止まらず、アベノミクスのトリクルダウンは零れて来ない。100円ショップはアイディアで快進撃のように見える。

  じっくりとひとつひとつを手に取って見たいももだが、今のところ「スマスマ」などで紹介されたものを目標にしていくだけである。

  そうそう、自転車の荷台用のゴムヒモは肩甲骨やその他のエクササイズに良い。一時ゴムバンドが健康器具で流行ったが、自転車荷台用ゴミヒモで上等である。

 



紅葉狩りにいく、そして松葉ガニ

2016年11月18日 | 日記

  京都の叡山電車に乗ろうと車で宝ヶ池駅まで走った。ところが大きなミスで、周辺に駐車場がない。これをうろうろスマホで探しても、遠いところばかりで、唯一駅前の駐車場は満車で、通勤の人が使っているらしく、待っても空くことはない。およそ1時間半ばかり探していてくたびれてしまった。結局 叡山電車は諦め、車で貴船神社まで行き、紅葉を堪能しようと思ったが、時期が5,6日遅かった。

 三条あたりに戻り、かって知ったる駐車場に停め、丸善で本などを物色し、カフェで休み、そして「かに道楽」へと向かったのだった。松葉ガニである。客は若い人からお年寄りまで大勢いる。客の80%は外国、特に中国からのお客さんで、Twitter で良く知られるようになり、急きょ中国語ができる人も導入した、と担当スタッフが教えてくれた。「私は中国はできませんが英語ができますので」と付け加えることを彼女は忘れなかった。

 すると中国と日本がなにかで揉めて、あるいは中国の常時の不安定化が進み、えらいことになって、中国人が来なくなったら、「かに道楽」はどうなるのか。などと心配し、店の経営というのはたいへんなものだな、などと思う。

 隣国と仲良くやれるのが一番良い。包囲網など、中国を入れない経済圏などありえない。しぶとく、喧嘩にならず、対等で友好的。これしかないよな、などと思いながら、カニに堪能したのだった。もう一年は食べんでもええわ、と体はカニのエキスがったぷり注入されたような気がする。


タジマのママさん健在

2016年11月16日 | 日記

 九州場所といえば、いつも花道のおなじところで、相撲を毎日観戦する着物姿の女性。去年、一昨年と花道がとれなかったのか、座る場所が変わるようになった。

 今日は砂かぶりの右側の方にいて、テレビにたっぷりと映る。ほとんど姿勢を崩すことなく座っている。何か布のようなものをとりだして、スマホを拭いていたのに気がついた。

 一度チャンスがあれば、タジマに行ってみたいとおもうが、まだ行くチャンスがない。

 相撲は良い取口が続いている。勢の三連勝はあっぱれマークスが付くことだろう。石浦も堂々と取っている蒼白国来も良い相撲を取っている。それにしても、稀勢の里はどうしたのか。

 十両の取り組みもおもしろく、大学出の若い力士が出てくる。昨日は「前相撲」もあり、細いのから太いのまで、いろいろといて、見ていて、想像を働かせてくれる。白鵬は前相撲で負け、次の序の口でも負け越した。

 それが、今の白鵬になっている。

 九州場所は実に楽しい。九州出身の力士も多い。

  小池劇場から、韓国、トランプショックとテレビは続いているが、九州場所で、なんだか、伝統の予算案を感じ、取り組みを見ては、タジマのママさんをみているという感じだ。

 


吐き出すこと

2016年11月16日 | 社会・経済・政治

  政治のことであれ、なんであれ、家の中でひとりぶつぶつと思っているとそれを吐き出したくなるときがある。昨日は岡田さんと食事をして酒を飲んで、僕は「日本会議」について吐き出した。不気味な存在ではある。その後ろに「日本青年協議会」と「日本政策研究センター」がある。いずれも元成長の家の信者で、成長の家が政治活動をやめたときに分派として「成長の家原理主義ともいうべき」ものが誕生したのである。もちろん彼らは暴力的ではない。どちらかというと復古主義で憲法を明治憲法に戻したいと考えている。

  1969年あたり「日米安保闘争」と「学園紛争」で全国の大学は全共闘が席巻したが、長崎大学に端を発した選挙による右派の学生自治会奪還の手法は九州の大学などに広がった。この右派の運動が今も続いているということである。この運動は「元号制定」にも成功し、憲法改正を目指して、今や安倍政権のブレーンとして活躍している。伊藤哲夫、椛島有二、百地章など、そして決して顔を見せない奥の大ボスが安藤巌である。自民党が天皇退位の問題で有識者を選ぶときも必ず、日本会議のメンバーが入る。

 僕は彼らは天皇を中心とした社会を作りたいと考えているらしいことはわかるが、アメリカとはどうしたいのか、中国とはどうしたいのか、経済政策はどうしたいのかは知らない。

 ただ、現在の日本は経済政策は消費者のサイフのヒモに握られていて、消費者の手のひらに政権がのっているだけのことである。景気がよくならないとなれば政権は変わる。この二十年、日本はずっとそうだった。アベノミクスはどうやら失敗に終わり

そうである。物価2%を上げるだけでこんなに難しいものか。労働組合の集まりである連合は大企業の組合であり、すでに彼らは労働者でもあり、資本家でもある。共産党は本当に名前を変えあほうがいいと思うが、彼らだって、僕の見渡す限り、お堅い職業の高給取りで、高級年金をとっているひとたちである。昔とは違うのだ。

金融のあり方も違ってしまっている。金融工学の登場で、金融は町の血管の役割を果たさず、どこか見知らぬ不可解なところでお金儲けをしている。

 時代が変わったことを痛感する。それでもハゼは釣れるし、カサゴも釣れる。それさえ変わったら、生きる意欲も失われるようにも思う。大げさだったか。 


今逃がすと次の戦争までない

2016年11月14日 | 社会・経済・政治

 

ウィキペディアによると

アメリカ合衆国海軍が使用する横須賀海軍施設第七艦隊空母ロナルド・レーガン母港)、厚木航空施設(空母艦載機本拠)をはじめ、空軍・沿岸警備隊が使用する横田基地(在日米軍司令部・国連軍後方司令部が所在)、空軍嘉手納基地、海兵隊岩国基地、陸軍キャンプ座間トリイステーションなど、ロシア連邦中華人民共和国中華民国朝鮮民主主義人民共和国大韓民国フィリピンベトナム社会主義共和国にも近い関係上、東アジア東南アジア東シナ海南シナ海太平洋方面の要所であり、アジア有事の際には最重要拠点としての役割も持っている。

2010年現在の展開兵力は、日本を母港とする第七艦隊艦船乗組員を含めて総計約5万人で、在韓米軍のほぼ倍の勢力である。

 ということである。これを読み解くと、日本はアメリカの植民地とまでは言わないまでも保護領のような色彩をもった特異な国であることがわかる。フィリピンにもかつては基地があったが撤退した。この点についてもフィリピンの方が僕に言わせれば上である。交渉によってはっきりと撤退させることができた。

 横手基地ではアメリカが制空権をもっているため、日本の民間航空機は迂回して飛ぶことになる。首都圏に治外法権の基地が4つも軍事基地がある。再びウィキペデイアから。

『米軍施設』には広大な土地を必要とするものが多く、平地が3割と限られる国土において、総面積約1,024km²もの『米軍施設』を提供している。『米軍施設』の総面積の33%は北海道、これに次ぐ22%は沖縄県に所在している(日米地位協定第2条第4項 (b) による有事の場合の一時利用可能施設・区域を計算に入れた場合)[18]。『専用施設』に限った場合は、74%が沖縄県に所在する[19]

 

 属国といわれるゆえんはここにある。他のどの先進国で、自国領を他国にこれほどまでに提供している国はあるだろうか。

 現在の防衛費と思いやり予算を自衛隊に使えば、専守防衛がより強固にできると思う。攻撃してきたらやり返す。しかし自衛隊は海外に展開しない。常時は災害救助隊として、緊急時は迎撃を行う。核爆弾など撃ってきたら、日本の巧妙な技術でロケット弾が発射基地に戻ってしまうくらいのことを研究してもらいたいものだ。

 威勢のいいことばかりを言うようだが、第一は外交である。そして日本に不法にも侵略してきた場合は防衛である。当たり前のことだ。ただ、戦争に善の戦争も悪の戦争もなく、戦争そのものが「悪」だという認識をもつべきである。

  米軍基地が日本に戻ったら、平野部の広大な土地が帰ってくる。またとない機会だというのに、国民に全くその盛り上がりがない。このトタンプ大統領のときにやっておかなければ、次の戦争まで二度とないような気がする。

 もうこれで、四度め書いているので、これについてはここで終わりにしたい。 

 

 


トランプショック ということ

2016年11月12日 | 社会・経済・政治

 「トランプショック」などというのはマスコミに感染された症状のようなものだ。どちら側もである。

 これがアメリカの現状だ、ということも、これがマスコミの現状だ、とも言える。

 韓国も法にしたがおうと頑張っている。頑張っているのは警察や軍部である。タイは頑張りきれず、軍事政権となった。日本はアクションを起こすまたとないチャンスなのだが、大方は日米同盟が絶対に前提だと考えている人が多い。多いというのはテレビにでてくる人だ。

 トランプは当選して、猫のようにじっとしている。猫が虎になるのは、おそらく、アメリカにテロがあったり、北朝鮮やイランが鼻で吹くような行為をしたときだ。それがなければトランプは国内政治に邁進するのだろう。

 それにしてだらしがない日本。なぜ、アメリカに支えてもらわなければならないのか。「やられたらやり返す」のは当然ではないか。自分の子供がやられたらやり返すのと同じ事だ。今こそ、選挙キャンペーン言質をとって、安保条約を切ればいいではないか。すると日本に広大な関東圏や沖縄、各地の土地が戻ってくる。そして、戦後のレジュームが終わる。

 そして、日本はここからが日本の本当の問題なのだ。

 天皇を中心とした社会を作るか、大統領制を選ぶのか、さら第三選択が登場するのか。

 政治家たちはわかっているのだ。しかし、それを声にだせないのだ。声にだせないほど、日本は窮屈な言論社会なのだ。正義感ぶるマスコミジャーナリストやコメンテーターも、問題点はわかっているのに、言えない、という不気味さが日本にあるのだ。タブーという禁忌の共同幻想があるのだ。

 嘆かわしい。ああ、嘆かわしい。

 


大転機

2016年11月11日 | 社会・経済・政治

 マスコミは日米同盟ありきを前提にしてワイドショーやニュース番組を編成する。それは、ちょうどヒラリークリントンありきで報道してきたのと同じように映る。

 そろそろ今回の大統領選を契機に、日米同盟、安保条約を見直してみてはどうか。いつでもアメリカが守ってくれるという幻想を抱いているのはいかがなものか。

と僕は今日もこんなことを書いている。夜も昼も日米同盟前提の話ばかりだ。ドゥテルテ大統領のように堂々としていればいいのではないか。暴言は吐かずともだ。弱々しいインテリさを感じる官僚に、心情的な首相。日米同盟は普遍的価値だ、とまで言い切ってします安部首相。せめてドイツのメルケル首相の距離をとった冷静なコメントでよかった。

 これまでトランプが勝つと当てたコメンテーターはいなかった。アメリカマスコミを信じていたのである。そして挙げ句は、知性のない、何も知らない人々がトランプに票を投じたんだと、自分が賢いそうなことを言う。

 アホか。と言いたくなる。お前らは英語はできるかもしれないが、所詮、マスコミの情報や世論調査をあてにしているだけではないか。

 株価や為替に一喜一憂して、人々を煽るように、脅かすように振る舞う。健康商品、バイ菌退治商品が脅迫するのと同じようにであるが、このひ弱なマスコミはまた、視聴者からクレームにも弱い。

 声を大にして言いたい。ゴミ分別など止めろ。潔癖広告など禁止せよ。スポーツ奨励など止めよ。今の銀行ななど潰してしまえ、市区町村会議員、県会議員参議院など人数を減らせ、オリンピックも、波消しブロックも要らない。リニアモーターカーさえ要らない。こういう問いにマスコミはどうするの。だいたい想像がつくのだけれど。