従軍慰安婦も南京虐殺もあったあきらかなことで、疑う余地もない証拠の記録や証言も残っている。それをないことにする。ないことにすれば日本帝国軍兵士が汚れた、不名誉な軍人とならないから、という理由にもならない理由で「なかったことにする」幼稚な政治家や賛同者。名古屋市長の河村たかしも大阪市長の松井一郎も「ひるおび」の八代英輝も「日本軍の兵士」(吉田裕著)くらい読んでから物を言えよ、ちょっとは勉強しろよ、と言いたい。
ところで日本人も大虐殺された。各地での空襲で。広島と長崎の原子力爆弾で。これほどひどい大虐殺に、日本列島人は怒らなかった。怒るための、武器も食糧も、燃料もなかっただろうし、第3、第4の都市が破壊され、人々は殺されただろう。アメリカ軍は空襲が大好きで、爆弾をボコボコ落とすのだ。ヴェトナムはそれに抗戦し耐え忍んだ。アフガニスタン、イラクでも空爆だった。
外国になんどもやられる歴史をもつ国家なら、「恨」の感情も経験が多いだろうが、なにせ初めて大虐殺されたことがピンと来ないほど、慣れていなかったのだろう。
河村や松井、ならびにネトウヨたちは一部日本人を美化し、勇敢な兵士たちで、卑怯なことはするはずなく清廉で潔白と思いたがり、それを後世に伝えたいのだろう。
だんだんと正体が見えてくる。テレビで口当たりのよいことを言っていても、何か事が起こると、自由を潰す側にまわる。ぼくは呆れている。
慰安婦の記憶遺産は凍結しているなんてざまあみろですな(藁)