暇人のぼやき

四十路を越えた廃ゲーマーの徒然日記。

今一度見直してみよう

2010-06-23 16:08:58 | 日々の出来事
今日は沖縄戦終戦日である慰霊の日。
そこで、少しばかり私見を交えつつ(というかいつも通りに私見まみれの)現状を見てみようと思う。

まず、一つ目。
慰霊の日と言うこともあり、まず考えるのは戦争を生き残った遺族のこと。

やはり、話などでしか聞いたことのない私ではあるが、両親は共に戦争を生き抜いた人間なんです、実は。
で、聞いた話などだと悲惨と言えば軽くなってしまうような事実ばかり。

兄弟・従兄弟・親もひっくるめた親戚達が散り散りになり、次に再開したときは骸になっている、というのはザラ。
中には救えたかもしれないのに、置いて行かざるを得ない決断を迫られたりと、少し想像するだに心苦しい限りの話もある。

そんな中やはり目を引くのは集団自決の話だろう。

今必死になって軍の強制があって集団自決が起こったという事実を消していこうとする動きもある。
こればかりは正直許せないと思う。

そう言う軍人ばかりではないというのも事実。
だが、“軍”という一つの集団として自決を強制したのも事実。
個に重きを置きすぎて、そう言うこともあるという事実を薄れさせ、美化させようとしているようにしか思えない。
これをただすのはまだ戦争体験者が生き残っている今しかないと思う。


さて、二つ目。
現在一番全国的に有名な普天間問題。

沖縄の負担軽減と言うが、正直戦闘機の離着陸だけでも相当生活の平穏は侵害される。
自衛隊基地の近くに家のある人や空港の近くにいる人はよく分かると思うが、離着陸時の音だけでも半端じゃない。
こんなものが昼夜を問わず鳴り響くのが嘉手納や普天間と言った大型基地。

しかも日本は米軍の基地面積は世界で3番目なのだそうだ。

その4分の3が沖縄だけに集中しているこの状況はやはり少し異常なのかとも思う。

最初の海上案であれば俺個人は容認しても良かった。
だが、民主党は下手に希望を持たせ、最悪な形で裏切りを犯す。(ま、俺個人は最初からあの連中の予定調和としてこの結論だろうとは思っていたけど)
そして、この問題を機に連立を離脱した社民党は一定の評価をしても良いが、ただ、本心としてあれが意見だったかと言われれば若干の疑問は残る。

この問題を

「日本人vs沖縄県」

と、離脱した直後の記者会見で言い放ったその神経は恐れ入る。
やはり、内地の人間からすると沖縄は日本ではなく、何か別の占領地とかそう言う感覚なのだろう。
やはり政治的に見れば沖縄は領地ではあっても領土ではないのかもしれないね。

さて、これに加えて思うのはよく口に出される「沖縄の負担軽減」について。

最初にも言ったように正直基地があるだけで負担の9割は存在する。
一つの基地の訓練なんざ専用の敷地はあるし、海上訓練も多いのでどうでも良いとは言わないが、それだけで負担の目に見える軽減はあり得ない。

一番良いのは軍は自国内だけで完結させてくれ、ということだろう。

それを“自分が一番”のアメリカが認めるかどうかは別問題だが。



ま、共通して言いたいことはただ一つ。
沖縄県の人々がこれらに関連した物事を発言するときに反対するなら、基地を自分の家のそばに持ってきても良いと胸を張って宣言し、実行した後で反対しろ、ということだけである。


本当なら軍備なんてものがなくなれば良いんだろうが、有史以来武器を手放せない人間の性なんだろうねぇ。
戦争なんぞ国のトップ同士が砂漠の真ん中で喧嘩して終わりにすればいいのに。

と、最後に提案してみようと思う。
コメント
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