紫陽花は、まだもう少しだけ楽しめる。
路地に佐久紫陽花は、そろそろ終わりだけれど「七変化」の異名通り踏ん張っている。
いたいけな花である。
最も、梅雨がまだまだ明けぬのだから頑張ってもらわなければなるまい。
梅雨の晴間が、明日も続くのだと云う。
云われてみれば、夏の空ではないし雲でもない。
大気は、たっぷりと水分を含んでいる。
額が花を取り囲んでいる。
典型的な紫陽花の姿である。
「ミスト浴び花の終わりの七変化」
様々な意匠を凝らした花である。
本来は、花玉よりも額紫陽花が原種である。
額紫陽花も、交配を重ね品種改良が進んでいる。
これは「墨田の花火」である。
品種改良の成功例であろう。
確かに花火のように、額が飛び出している。
これも品種改良の典型的な姿である。
額が、あたかも丸められた薄紙のように花を囲んでいる。
ぼくたちは、こうした姿が綺麗だと思っているのだけれど・・・。
それにしても、紫陽花には水が良く似合う。
この紫陽花園では、ミストを吐き出してくれる。
水煙でかすむ紫陽花は、格別である。
今年、じっくりと紫陽花を鑑賞したけれど良い句が出来ない。
浸りきる精神状態ではないのである。
荒 野人
路地に佐久紫陽花は、そろそろ終わりだけれど「七変化」の異名通り踏ん張っている。
いたいけな花である。
最も、梅雨がまだまだ明けぬのだから頑張ってもらわなければなるまい。
梅雨の晴間が、明日も続くのだと云う。
云われてみれば、夏の空ではないし雲でもない。
大気は、たっぷりと水分を含んでいる。
額が花を取り囲んでいる。
典型的な紫陽花の姿である。
「ミスト浴び花の終わりの七変化」
様々な意匠を凝らした花である。
本来は、花玉よりも額紫陽花が原種である。
額紫陽花も、交配を重ね品種改良が進んでいる。
これは「墨田の花火」である。
品種改良の成功例であろう。
確かに花火のように、額が飛び出している。
これも品種改良の典型的な姿である。
額が、あたかも丸められた薄紙のように花を囲んでいる。
ぼくたちは、こうした姿が綺麗だと思っているのだけれど・・・。
それにしても、紫陽花には水が良く似合う。
この紫陽花園では、ミストを吐き出してくれる。
水煙でかすむ紫陽花は、格別である。
今年、じっくりと紫陽花を鑑賞したけれど良い句が出来ない。
浸りきる精神状態ではないのである。
荒 野人