エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

従弟と

2015年07月12日 | ポエム
過日、斜視のオペをした従弟である。
励ましの意味も込めて、外へと誘ったのであった。

従弟は、久しぶりの長い外出ということもあり孫を連れて来た。
しばらくの間、ちゃんと遊んであげられなかったのだ。

出かけたのは、緑滴る神代植物公園である。
丁度昼に到着。
三人で弁当を食べ、芝生広場でしばらく遊んだ、ものであった。
従弟は、本当に疲れた風であった。

徐々に身体を慣らしていかなくてはなるまい。
彼は、まだ現役である。



ぼくたちは、芝生広場は別にしてのんびりと歩きながら緑を楽しんだ。



バラ園では、噴水がときの声を上げている。
涼やかである。






「緑さす川の揺らぎの逆しまに」







水のある風景は、夏の陽にはオアシスである。
砂漠の民が、オアシスを拠り所とするのも当然である。



水の流れには、睡蓮が花開いていた。
睡蓮を愛で、ぼくたちは駐車場に向かった。



緑を満喫した時間であったことは、言うまでもない。



       荒 野人