エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

冬の蒼

2015年12月07日 | ポエム
冬の空は、あくまでも蒼い。
そうはいっても、時雨れ出すとどうしようもない。
あるいは、雪模様の時には灰褐色の空となる。
それも冬の空、である。



この区切られた空は、メタセコイヤの並木によるものだ。







「やや風のある小春日の空の蒼」







冬の空は、区切られた空である。
区切るものは、枯枝であったり、冬木立だったりする。

あらゆるものが、冬化粧だと云って良い。
そこから、ぼくは清新な大気を吸い込む。

今年は、あまり深呼吸出来そうもない。
冷気が怖い、のである。



     荒 野人