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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

光が丘公園の紅葉

2015年12月08日 | ポエム
光が丘公園のグルリをドライブしていると、ハッとするくらいの赤がある。
あまりの赤さに近づいてみると、少しくすんでいたりする。

「あの赤は、どこにいってしまったんだろう!」
と、がっかりする。

今年の紅葉の特徴である。



けれども、冬の柔らかな陽射しの真下で眺めてみると良い。
赤さは復活してくれるのである。



くすんでいると云ったら、いけないのかもしれない。
黄葉であると見上げることである。



ぼくは、このベンチに座った。
このベンチは、初めてであった。
春先や、夏も良いのかもしれない。

草いきれが満ちて来そうなベンチである。







「頬杖の白き指から冬の風」







来年も、この奥深い公園の黄葉を楽しもうと思う。
この公園の奥まで紅葉を楽しんだのは、初めてであった。



家の近くでも、素敵な場所がある!
と、改めて知った一日であった。



間もなく、秋の残滓が輝く。



     荒 野人