エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

水仙

2015年12月11日 | ポエム
水仙・・・生けるもの。
水仙・・・うまずたゆまず、咲けるもの。
水仙・・・優しく厳しさを湛えるもの。

水仙・・・かぎりなく憧憬するもの。



水仙は、横顔が良く似合う。
水仙は、気持ちを託すのに躊躇いもない。

水仙のキャパは、宙のように限りもない。







「小春日や風のそよぎの音ばかり」







昨日は、小春日和の最終の日。
今日からは「冬暖か」と云おう。

風は冷たいのだけれど、陽射しの柔らかさは例えようもない。

母の膝小僧の暖かさが迫ってくる。
昨夜は、空を見上げ母の星を見つけた。

「瞬き」は限りなく優しかった。



      荒 野人