エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

いつもの・・・

2015年12月12日 | ポエム
いつもの散歩道が、季節の移り変わりを教えてくれる。
それが、自然の営みの素直なところなのだと思う。



このユリの木の下のベンチは、ぼくの定点である。
走り去る人をおってみたり、犬の散歩を楽しむ人を眺めたり、時に空を見上げる。

楽しい時間の積み重ねを楽しむのである。







「定点の過ぎゆく風や秋深む」







部分的ではあるけれど、紅葉が目を刺激する。
それも楽しみである。

もう一カ所の定点観測の場所。
オープン・カフェの丸テーブルの横には、オリーブの実が熟している。



オリーブの葉裏は、白い。



その白さが目に沁みる。



     荒 野人